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キャリー295.9ヤードが意味するもの 石川遼、スイング固めの先に見据える2つ目の“ギア”

キャリー295.9ヤードが意味するもの 石川遼、スイング固めの先に見据える2つ目の“ギア”

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月5日 19時34分

最終日の9番パー4も9割に近いスイングで振り、「フォローの風もあったけど、キャリーで295ヤードぐらい出て、2打目はウェッジで寄せてバーディが獲れました」という攻め方もできた。

「飛距離は本当に伸ばしていきたいし、実際、振った時にスイング自体も平均的によくなっていて、飛距離を出せている。これからスイングを固めていって、スイングの精度を落とさずに飛距離を上げていくことが、今年から来年にかけてやっていきたいこと。ゆくゆくは2つ目のギアを持てると面白いかなと思います」。

決してすぐに295ヤードを求めているわけではない。「スイングを固めるのも楽ではなくて、日々注視していかないといけない。もう少し、あと何試合かドライバーのスイングの感触やタイミングを意識してやりたい。自分のスイングやタイミングが出来上がっていないので、それを繰り返してやっていくために、まだ数試合は必要かなと思いますね」。まだまだスイング作りの途中。その過程の中で、実戦でも振れることを確認できた295ヤードといえる。

最終日は「69」と2つ伸ばして、トータル1アンダー・28位タイで終えた。「よくも悪くも最近は波がない。7割、8割のショットが許容範囲以内で打てている。少しずつ前進できている感じで、前向きにとらえている」。

マネジメント的な面から“行っていいラフ”、“行っていいフェアウェイバンカー”と明確にしている。フェアウェイキープ率が悪くても、許容範囲と設定したところに飛んでいれば問題はなし。その割合が増えてきているという。数試合後、スイングが固まり出した時にツアー18勝目が近づいているのかもしれない。

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