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大槻智春は試合によって使い分け 2インチでキャリー15ヤードアップ!?日本男子で増える“長尺ドライバー”

大槻智春は試合によって使い分け 2インチでキャリー15ヤードアップ!?日本男子で増える“長尺ドライバー”

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2021年9月18日 06時29分

ANAオープン 3日目◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>

今年はフィル・ミケルソン(米国)が47.74インチのドライバーで「全米プロゴルフ選手権」を制覇。さらに「全米オープン」出場に向けて石川遼が47.5インチ、浅地洋佑が47インチを取り入れるなど、日本ツアーでも長尺ドライバーが増えている。

シャフトの色も違う こちらが大槻の長尺ドライバー【写真】

しかし、長さが変わればスイングのタイミングも変わり、飛距離が伸びる分コントロールも難しくなる。今季海外ツアーを経験してきた木下稜介も、45.25インチのエースから「初日に半インチ長いのに変えてみたけど、なかなかコントロールができなくなった」と2日目からエースに変更して、首位と3打差の3位タイにつけた。

単独トップに立った大槻智春も、飛距離を求めて長尺に挑戦。もともとは45インチだったものを46.75インチに変え、キャリーで15〜20ヤードアップしたという。昨年から調整を重ね、実戦で使ったのは今年の「日本プロゴルフ選手権」からだった。優勝争いを演じた直近の「フジサンケイクラシック」では長尺で戦ったが、今週は「精度重視で」と45インチを投入。

「フジサンケイでは、長尺でミスするホールも最終日に結構あった。終わってから色々考えると、夏場に長いドライバーをしっかり振れている中でタイミングとっていたのが、気温が下がってタイミングとれなくて曲がり始めた」と、今週は振り慣れているエースで参戦。「1インチで大分飛距離が変わる。2インチ近く長いと、それだけタイミングは難しい」と調整しながらも、長尺とエースを試合によって器用に使い分けている。

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