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「6アンダーに見えないゴルフ」 金谷拓実の静かな強さ

「6アンダーに見えないゴルフ」 金谷拓実の静かな強さ

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2020年9月6日 09時00分

世界最強アマの金谷拓実 ツアー史上初の快挙はなるか
世界最強アマの金谷拓実 ツアー史上初の快挙はなるか (撮影:岩本芳弘)
フジサンケイクラシック 3日目◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>

9年前に松山英樹がアマチュア優勝を果たした「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、昨年史上4人目のアマチュア優勝を果たした金谷拓実(東北福祉大4年)。2018年の「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」では、松山以来の日本人優勝を達成するなど、輝かしい功績の共通点から、偉大な先輩と重ねて注目されることも多い。

同組で回った金谷拓実と杉澤キャディ【大会写真】

本大会でも、3日目を終えて首位とは3打差。単独首位の星野陸也から、後続の時松隆光、比嘉一貴に続いて単独4位に入る猛追を見せた。この日、同組で回った佐藤大平のキャディを務めていたのが、丸山茂樹をはじめ多くのトッププロのバッグを担ぎ、近年では松山のキャディを務めたこともある杉澤伸章氏。松山を一番近くで見てきた杉澤キャディは、金谷のプレーをどう見たのだろうか。

プレースタイルでいえば、松山とは異なるタイプ。「松山選手は、緻密な計算のもとで豪快にいくイメージですが、金谷選手は自分をよく知っていて、無理はしない中でスコアを作っていくイメージ」というのが杉澤氏の見解だ。

大学やナショナルチームでの経験から、試合前の練習ラウンドではコースチェックを入念に行う。とくにグリーン周りを重点的にチェックし、コースメモに傾斜などを細かく書き取っていく。今週も、「初めてのコースだったので、雰囲気を含めてしっかりコースの事を知ろうと思いました」と、3日間で2.5ラウンドを回った。

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