ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

満足いかないゴルフでも5アンダー 松山英樹が見せつけた、世界ランク20位の強さ

満足いかないゴルフでも5アンダー 松山英樹が見せつけた、世界ランク20位の強さ

配信日時:2019年11月21日 17時29分

ダンロップフェニックストーナメント 初日◇21日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード・パー71>

どの選手も、好スコアをマークするにはフェアウェイキープが第一と口をそろえる今大会。コース全体の距離こそ短いものの、林にセパレートされたホールだけに、ティショットを曲げるとパーセーブが厳しいからだ。この日の松山英樹は、前半のインコースで2回、後半のアウトコースで1回、計3回しかフェアウェイをとらえることができなかった。セオリーでいえば、アンダーパーをマークすることすら難しいはずだが、気がつけば7バーディ・2ボギーの「66」をマーク。5アンダーで首位と2打差の3位タイと、好位置につけた。

世界基準のショットを生み出す松山英樹のスイング【連続写真】

「ショットに関しては万全でないかもしれませんが、スコア的に伸びたのでよかったなと思います」と、この日のゴルフの感想をサラリと答えたが、逆にいえば、本調子ではなくても好スコアをマークできるのが、松山の強さなのかもしれない。実際、ラフにつかまってもしっかりとピンそばにつけるホールが少なくなかった。たとえば、前半の14番パー4では、ティショットを左ラフに入れる。スピンがかかりにくい状況だが、2打目をウェッジで払うように打つと、すさまじい高さで飛んでいき、ピン左1メートル強にピタリと止まる。まさに高さでボールを止めて見せた。続く15番パー4でも、ティショットを右に曲げたが、ピン手前1・5メートルにつけるなど、アイアンに関しては世界レベルのショットを披露した。

残念ながら、2ホールともバーディパットを外したが、その辺りが今一つ満足できない部分なのか、ラウンド後は硬い表情を見せた松山。それでも、17番パー3でほぼ直角に左に曲がるフックラインを沈めたり、11番パー3では7メートルのバーティパットを決めるなど、要所をしっかりと抑えていた。

「17番はすごい傾斜のところにカップが切ってあるので、寄ればいいなと思ったのが入っただけですし、11番も強めに打っていたのが入ったのはラッキーですね」と、控えめにコメントした松山。ティショットの不調をほかの部分でカバーできる総合力が抜きん出ていることを改めて知らしめた1日だった。ティショットの精度が上がれば、さらに好スコアをマークする雰囲気だけに、5年ぶりの大会2勝目は大いに期待できそうだ。(文・山西英希)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト