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米国の飛ばし屋が帰ってきた! 327ヤードでも…まだまだこれから?

米国の飛ばし屋が帰ってきた! 327ヤードでも…まだまだこれから?

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年8月25日 08時27分

長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 3日目◇24日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72>

2016年に日本ツアーのシードを獲得、フル参戦した17年に本大会を含む3勝を挙げ、賞金王争いに食い込んだチャン・キム(米国)。韓国生まれのハワイ育ち。身長188cm、体重105kgとツアー屈指の飛ばし屋で、ドライビングディスタンスは2016、17年連続でぶっちぎりの1位。

石川遼の雰囲気が違うけど、なぜ?【写真】

それが、18年は忽然と日本ツアーから姿を消した。腰痛の治療に専念するため、昨年は1試合も出ていない。それが復帰を果たした今季、トップ5入りがすでに2回で賞金ランキング13位。ドライビングディスタンスは今季318ヤードの2位につけている。

そんなキムが、第3ラウンドで9バーディ・1ボギーの「64」と猛チャージ。トータル13アンダーで首位の石川遼と3打差の2位タイへと駆け上がった。「前みたいなトレーニングは控えているし、以前よりスイングスピードが落ちている」と首をかしげるが、この日も18番で327ヤードをマークして、大会3日間を通しては306.17ヤード。トップの幡地?寛(307.67ヤード)に次いで2位となっているが、それでも100%でない状況でこの飛ばしようだ。

実力は飛ばしに限らず、この日の平均パット数は大会1位、パーオン率は8位タイ(83.33%)と総合力の強さもさすがのもの。最終日は石川遼らと同組での最終組。「石川選手と回るのはおそらく初めて。彼は好調で同じロングヒッター。マネジメント力もあるので、学びながら一緒に回るのが楽しみです」と笑顔。米国の飛ばし屋が、2年ぶりに日本ツアーを盛り上げてくれそうだ。(文・谷口愛純)

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