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日本OP制覇の稲森佑貴が海外へ!「チャンスあるなら当たり前」月末は世界選手権で中国に出場

日本OP制覇の稲森佑貴が海外へ!「チャンスあるなら当たり前」月末は世界選手権で中国に出場

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年10月14日 19時19分

<日本オープン 最終日◇14日◇横浜カントリークラブ(7,257ヤード・パー71)>

国内最強ゴルファー決定戦「日本オープン」は、24歳の稲森佑貴の優勝に終わった。最終日を単独首位で迎えた稲森。前半は苦しいゴルフで8番までに1ボギー。ところが9番で10メートルのスネークラインを沈めると、10番でも7メートルを決めてバーディ。13番からも3連続バーディを奪い、最終ホールをボギーとしたものの、トータル14アンダーで見事に逃げ切った。

【写真】稲森、渾身のガッツポーズの一連を写真でプレーバック

ツアー初優勝が日本オープンという最高の舞台。30センチのウィニングパットを決めると、大きくガッツポーズ。「パットを決めたらガッツポーズをしてやろうと思っていました。あれができるのが気持ちいいですね」と、素直に公式戦制覇を喜んだ。

プロ転向は2011年3月、16歳のときだった。鹿児島県の実家はゴルフ練習場。小さいころから、練習場の2階に増設されたプレハブ小屋をマイルームとし、腕を磨いた。15年からツアー本格参戦。その15年から今季まで4年連続でフェアウェイキープ率1位。代名詞ともなっている「日本一曲がらない男」が「日本一強いゴルファー」に輝いた。

稲森の優勝で今季は20代の優勝が8人目。初優勝で見ると同じ鹿児島出身の出水田大二郎秋吉翔太重永亜斗夢ら九州勢が躍進している。「悔しさが大きくて、焦りもありました。大二郎君からは刺激を受けました。小学校からの付き合いで、うれしい半面、悔しさもあって、先を越されたという感じでした。でも今は感謝しています」。フェアウェイキープのように堅実にステップアップを図ると決めた矢先の優勝に、顔はほころびっぱなしだ。
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