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大舞台で力を発揮する渋野日向子 低いトップで飛距離を出せるカギは“腹筋”にあった【プロコーチが解説】

「全米女子オープン」で優勝争いを繰り広げた渋野日向子のスイングを、プロコーチ大西翔太が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年6月26日 07時45分

今年も大舞台で結果を残した渋野日向子。そのスイングを解説してもらった
今年も大舞台で結果を残した渋野日向子。そのスイングを解説してもらった (撮影:GettyImages)

昨年に続き、今年も「全米女子オープン」で優勝争いを繰り広げた渋野日向子。スイングの特徴をプロコーチの大西翔太に解説してもらった。

【写真】ショートトップからのタメがスゴ過ぎる! 渋野日向子のドライバースイング

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最近の渋野プロは“ショートトップ”と呼ばれるコンパクトなトップが特徴です。そして、ダウンスイングで腕を伸ばしたままクラブを下ろしているので体と手元の距離が一定になっています。体と手元の距離が変わらないことによって、スイング軌道が安定するようになりました。

方向性重視のスイングでも飛距離が出るのは腹筋を鍛えているからです。渋野プロ本人に連絡したときもトレーニングは相当やっていると言っていました。腹筋を鍛えて、腹圧を使えることによってダウンスイングでは強烈なタメができます。ハーフウェイダウンでは左腕が地面と平行なポジションに戻ってきているのにヘッドはまだ頭の上。ここからインパクトに向けてムチのようにシャフトを走らせてヘッドスピードを上げているのです。

渋野選手のスイングをマネするなら、切り返し以降、常にグリップエンドが外方向に向けるといいでしょう。グリップエンドを外方向に向け続けることでスイングアークが大きくなります。一方で、グリップエンドがすぐに地面やボール方向を向くと、カット軌道になりやすいので注意してください。

■渋野日向子
しぶの・ひなこ/1998年生まれ、岡山県出身。今年の「全米女子オープン」で7位に入り、海外メジャー7度目のトップ10。サントリー所属。

■解説:大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ。千葉県出身。PGAティーチングプロA級を取得。2015年から青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務めて、5勝を挙げることに貢献。理論的なレッスンでアマチュアにも人気。

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