大会開幕前のドライビングレンジで堀を眺めていると、長〜いヒモを地面に張ったショット練習を行っていた。2mほどのヒモを張って練習するプロはよく見かけるが、こんなに長いヒモを使っているのはナンデ?
「ヒモが長いほうがどこに向かって構えているか一目瞭然!打ち出しのチェックもできる」
「目標をしっかりと向けるようにするためです。ヒモが短いと"どこに向かって構えているのか?"迷うことがありますが、これだけの長さなら、目線とヒモが重なるので、一目瞭然なんです」
確かに、2mほどのヒモを目標に向けるように合わせていても、いざアドレスに入ると、本当にそこを向いているのか不安になる。だが5mもあれば、安心感も生まれるし、迷わずにボールを打てる。
「ヒモが長いほうが"目標に向かって打ち出せたかどうか"のチェックもしやすいんですよね」
視界にヒモが入っているから、ルックアップを防げるメリットもありそうだ。
ポイントはなるべくヒモの近くにティアップすること。加えて、右足ツマ先の前までは、ヒモに沿ってクラブヘッドを上げるイメージを持つことだ。
この練習のおかげで予選通過したか…どうかは分からないが、本戦ではショットが安定していたことは間違いない。アベレージゴルファーが、もし試してみるなら、打席の範囲内で許されるギリギリのところまでスティックやクラブを置いてみよう。
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