番手によってグリップ位置を変化させる
ティアップすることで、地面から浮いた状態のボールを打つドライバーショット。他のショットと比較してこぶし1個分、グリップエンドと体の距離が離れているのです。
もし、地面から直接ドライバーを打つ(直ドラ)場合は、フェアウエーウッドなどとアドレスでのボールとの距離は同じになります。ティアップしたボールを打つ場合のみ、アドレスの段階でこぶし1個分離れてスタンスする必要があるのです。
しかし、ティアップしたドライバーショットでは、地面にあるボールを打つ場合と比較してこぶし1個分、体から離れた位置にグリップします。そして、腕を体の近くで動かす意識を強く持ちすぎることなく、遠心力に任せてヘッドが少し遠くを通るイメージを大切にします。
プロフィール
PGA・A級ティーチングプロ
安藤 秀
あんどう・しゅう/1960年生まれ、北海道出身。立教大学卒業後、一般企業勤務を経て栃木県のユーアイゴルフクラブに研修生として入社。92年日本プロゴルフ協会入会。2000年A級ティーチングプロとなる。02年には筑波大学大学院体育研究科に入学。07年学位論文「ゴルフスイングの変容に関する技術発達史的研究−新しいスイング練習法の構築に向けて−」で博士号取得。その後、「コンバインドプレーン理論」が週刊パーゴルフ誌上で話題となる。
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次回は「体の回転を早くして飛距離アップ」です。