ヘッドを決めてからシャフトを選ぶ
これには明確な理由があります。
ドライバーのヘッドには、先に説明をした「打ち出し角」と「スピン量」を決める要素が大きいからです。ですので、まずドライバーはヘッドから選ぶべきです。
色々なヘッドを試した上で、適切な打ち出し角、適切なスピン量に近い数値が出るヘッドを選んで下さい。
この時、どれだけ飛んでいたかの数値はあまり気にする必要はありません。
特にヘッドスピードに対してのボールスピードである、ミート率はそこまで気にする必要はありません。
適正な打ち出し角とスピン量に近い数値のヘッドを選んで頂いたら、次はシャフトです。
シャフトはスイングのテンポや特徴によって、硬さや重さ、長さやキックポイントなどが変わってきますが、打った打球の結果として見るべきポイントが、ミート率です。
よく、タイミングの合うクラブやタイミングが合わないクラブという言葉を聞きますが、タイミングが合うクラブと言うのは、ミート率の高いクラブになる訳です。
ここで、ミート率の高いシャフトを選ぶ様にして下さい。
まずは、ご自分に合ったクラブヘッドを選ぶ、次にご自分に合ったシャフトを選ぶ。
この2つをしっかりと選べれば、飛距離が10%以上伸びる事も珍しくはありません。
是非、新しいドライバーを選ぶ際には、ご自分に合ったドライバーをデータを基に選んで下さい。
片山 晃氏のプロフィール
(アーリーバードゴルフクラブ)
1957年生まれ。1999年から2004年にかけて大手メーカーで年間2500名以上のクラブフィッティングを担当。豊富な知識と的確なクラブフィッティングを行い、従来のゴルフ理論に疑問を抱き、シニアや女性でも飛ばせるようになるという「右手のゴルフ」を提唱。腰痛などに悩むアマチュアゴルファーでも飛ばせるようになると評判となり、様々なメディアで活躍中。著書に「奇跡の20ヤード」「右手で飛ばす!55歳からドライバーで260yd実現する方法」などがある。
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