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ALBA716号〜手嶋多一「ゆっくりシャドーで下半身先行の動きを作る」

ALBA716号〜手嶋多一「ゆっくりシャドーで下半身先行の動きを作る」

配信日時:2017年12月20日 08時00分

716号(1月2週号)の巻頭特集は「春までに80を切る!!2017年こそベスト更新!」。

高くそびえる80切りの壁。ベスト80台前半、平均90台のゴルファーが、ある日いきなり80を切るのは難しい。だから春までの3か月で本気で80切りを目指してみませんか?…という企画だったが、1か月ごとにスイングを安定させる練習法スケジュールを紹介しています。

寒い冬は球をたくさん打っても上手くならない!?

寒い冬は体が動かないので、当てにいくスイングになりがち。これでは、どんなにたくさんの球を打っても、スイングは安定しない。プロたちもこの時期はあまりボールを打たない。準備から始めるものだ。
1か月目のテーマは猫背を矯正して残り3ホールに強くなる。ルーツが農耕民族の日本人は8割が猫背だといわれている。普段デスクワークが多い人ほど猫背の確率が高く、背中の筋肉が固まりやすい。ゴルフスイングのときだけ、無理に背すじを伸ばしても、ひずみはラウンド後半やってくる。徐々に疲労が蓄積し、体が動かなくなるのだ。特に緊張する残り3ホールは肩が力んで大ミスが出る。
2か月目のテーマは素振りでダフリやトップの大ミスをなくす。「素振りはいいのに、本番はダメ」。実際にボールを前にすると、当てにいってしまい。スイングに無駄な動きが出る。それがミート率を著しく低下させる原因だ。特に寒い時期は体が動かないので、手先で合わせるスイングになりがち。むしろ、ボールを打つのは確認程度にして、素振りでスイングを作った方が動きはシンプルになる。
3か月目の下半身主導のスイングでバーディチャンスを増やす。下半身が止まって上半身だけで打っているゴルファーは多い。『下半身リード』をいくら練習してもできないのは、トップで止める意識が原因かもしれない。ボールに早く当てたい気持ちも加わって、手から切り返してしまう。それだと距離はマチマチ、方向はバラバラ。80切りの確率を上げるために、フットワークの習得は必須だ。

この手順で計16ページにわたり、ドリルを紹介しているが…冒頭のワンポイントレッスンとして、手嶋多一が、普段から実戦する下半身先行の動きを作るドリルを教えてくれたゾ!

ゆっくりシャドーで下半身先行の動きを作る

手嶋多一(てしま・たいち)/68年生まれ。福岡県出身。1996年から現在まで21年連続で賞金シード守り続けている。これは現役最多記録!

手嶋多一 プロフィール
「クラブを持つと力が入って、上半身先行のスイングになりがち。僕も調子が悪くなると手で上げてしまう。そんなときはクラブを持たずに手をブラブラにして、下半身先行の動きを作ります。足裏で体重が右に乗っていくのを感じながら脚、腰、胸、手の順にバックスイング。下げるときも一緒。これを20秒くらいかけてゆっくりやりますね」

この特集が掲載されたのは…

ALBA716号…表紙は松森彩夏

●巻頭特集…春までに80を切る!2017年こそベスト更新
●ギア特集企画…50年も進化を続ける「アンサーパター変革史」

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