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朝イチ 終盤 勝負所 ドライバーのOB問題これで解決!(講師・小林正則)

単純に考えても、OBが1ラウンド中に1発減るだけで2ストロークもスコアは良くなる。分かっていても出てしまう厄介なOBを徹底的に防ぐためのポイントをまとめてみた。これを読めば白杭はもう気にならない!(※本記事はALBA601号に掲載されました)

配信日時:2017年2月22日 21時00分

▲講師・小林正則/'76年生まれ。千葉県出身。ツアー通算3勝。長身を生かしたビッグドライブを武器にツアーを戦う
▲講師・小林正則/'76年生まれ。千葉県出身。ツアー通算3勝。長身を生かしたビッグドライブを武器にツアーを戦う
目次

【100切り!】回らない体を回そうとせずに腕を柔らかく使う

 100切りレベルでもっとも注意したいのが、朝イチのティショット。体が硬い上に、精神的に緊張もしているので、体が動かず振り遅れて右プッシュOB、もしくはそれを嫌がって手先でフェースを返して左へ引っかけというのがほとんどです。時間をかけてストレッチすることが重要で、特に手首は入念にほぐしておきましょう。

 実際のスイングは、オーバー気味でいいので、コックを使ってヘッドを大きく動かします。方向性重視といってコンパクトに振ると、力みが生じて余計に曲がります。回りにくい体を無理に回そうとするのも力みにつながります。手首を柔らかく使えば、トップで折った反動が使え、インパクトでフェースがスクエアに戻ってきます。

【100切り! 朝イチOBを防ぐ(1)】オーバースイングでOK! 手首のコックを柔らかく使って振る

▲手首のコックを使ってトップを深くすると、その反動でヘッドが戻る。結果、インパクトはスクエアに戻しやすい。反対に、曲げたくないと思って手首を固めるほど、体が余計な動きをするのでミスショットになる

▲手首のコックを使ってトップを深くすると、その反動でヘッドが戻る。結果、インパクトはスクエアに戻しやすい。反対に、曲げたくないと思って手首を固めるほど、体が余計な動きをするのでミスショットになる

【100切り! 朝イチOBを防ぐ(2)】手首と足首のストレッチは必須

▲手首と足首、最低限ここだけは、スタート前にしっかりストレッチをしておくこと

▲手首と足首、最低限ここだけは、スタート前にしっかりストレッチをしておくこと

 手首と足首が硬いと、体自体の動きが硬くなり、朝イチで動きにくい体が一層回らなくなります。この2か所だけは十分ほぐしておきましょう。少しオーバースイングになるくらい手首を柔らかく使えるのが理想です。朝イチは体を無理に回さず、手先だけで打つイメージで振りましょう。

【100切り! 朝イチOBを防ぐ(3)】肩を右に向けてクラブをインサイドに上げる

▲目標方向にスクエアにアドレスした状態から肩のラインと腰のラインを少し右に向ける。これでつかまる構えが完成。肩のラインをクローズにしておくことで、肩が回りやすくインサイドに上げやすくなる

▲目標方向にスクエアにアドレスした状態から肩のラインと腰のラインを少し右に向ける。これでつかまる構えが完成。肩のラインをクローズにしておくことで、肩が回りやすくインサイドに上げやすくなる

 よりボールをしっかりつかまえるために、スタンスで肩のラインをクローズにしておきましょう。スタンスがスクエアで肩のラインがクローズだと、テークバックでクラブをインサイドに引きやすくなります。これでいわゆるヨコ振りの意識が生まれ、球をつかまえるイメージが生まれます。

【100切り! 朝イチOBを防ぐ(4)】胸を目標方向と真反対に向ける

▲胸をしっかり回せば、自然に左肩もアゴの下に入る。肩はここまで回れば十分で、ムリに回そうとすると力みが生じる

▲胸をしっかり回せば、自然に左肩もアゴの下に入る。肩はここまで回れば十分で、ムリに回そうとすると力みが生じる

 バックスイングでは胸が目標と真反対を向くようにします。この動きだけを考えていれば、ヘッドの動きや肩の回り方なんかを気にしなくてもいい。結果的に左肩もアゴの下にしっかりとおさまり、トップもいい位置に上がってくれるでしょう。

【100切り! 朝イチOBを防ぐ(5)】アドレス時の肩のラインどおりに振る

 クローズに構えて、その肩のラインを変えないようにトップまでクラブを上げます。あとは肩のラインどおりに振り抜いていきましょう。右に球が出るイメージが出そうで、右に振っていくことが怖いかもしれませんが、これができないと、いつまでたってもつかまった強い球を打つことはできません。

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