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ゴルフスイング 右ワキを開くと左ワキが閉まる?【動画コラム23回目】

「右手のゴルフ」を提唱し、「体重移動」「ボディターン」など従来の理論ではアマチュアは打てないと語る片山晃。今回は両ワキの使い方についてお話します。

配信日時:2017年8月5日 15時00分

左手をストロンググリップに握って、右手を使うと左ワキは閉まる

右ワキを閉めるとかえって右手は使えなくなる

右ワキを閉めるとかえって右手は使えなくなる

 右ワキは開けて、グリップが体の近くを通ればいいんです。
右ワキを閉めたからといって、手元が体の近くを通る訳ではありません。

 ダウンスイングで右手が体の近くを通れば、自然と右ワキは閉まった様に見えます。
 しかし、これは決して右ワキを「閉めている」訳ではないんです。

 逆に左ワキは、左手でワキを閉めようとしても、なかなかワキの閉まったスイングにならないんです。
 左手で、左ワキを閉めようとすると、ヘッドが動かないスイングになってしまいます。

 左手をストロンググリップに握って、右手を使ったスイングをすれば、左ワキは「閉まってしまう」んです。
 ですので、左ワキは「閉める」のではなく、右ワキを開けて左ワキが勝手に「閉まったスイング」になるのが一番です。

45度オープンスタンスドリルで左ワキが閉まったスイングに

スタンスだけオープンにして球を打つ

スタンスだけオープンにして球を打つ

 左ワキが閉まったスイングを体感して頂くために、簡単なドリルをご紹介します。

 まず、目標に対してスクエアに構えて下さい。そこから、左足を開いて目標の斜め45度、左を向いたオープンスタンスに構えて下さい。
 これだけです。

 あとは、最初に決めたターゲットに向かって打っていくだけです。

 実は、このドリルで練習して頂くと、左ワキが開いたスイングではボールにクラブヘッドが当たりません。
 ボールに届かないので、空振りしてしまうんです。

 このドリルでクラブヘッドをボールに届かせようと思ったら、インパクトの時に、手元がアドレス時よりも前に行かない様にスイングするしかありません。

球に届かせようとしたら、手元がヘッドよりも追い越させる

手元が先行するとヘッドが届かなくなる(右)、正解はヘッドが手元を追い越す(左)

手元が先行するとヘッドが届かなくなる(右)、正解はヘッドが手元を追い越す(左)

 このドリルでクラブヘッドをボールに届かせようと思ったら、インパクトの時に、手元がアドレス時よりも前に行かない様にスイングするしかありません。

 その為には、右ワキを開けて右手を大きく自由に使ってあげないと出来ません。

 このスイングで、最初にスクエアに構えた時の目標方向にボールが打てれば、右ワキが開いて左ワキの閉まったスイングになっています。

 是非、このドリルで右ワキを開けて、右手を使ったスイングを試してみて下さい。
 左ワキが閉まったスイングを体感して頂けると思います。

片山 晃氏のプロフィール

片山 晃
(アーリーバードゴルフクラブ)

1957年生まれ。1999年から2004年にかけて大手メーカーで年間2500名以上のクラブフィッティングを担当。豊富な知識と的確なクラブフィッティングを行い、従来のゴルフ理論に疑問を抱き、シニアや女性でも飛ばせるようになるという「右手のゴルフ」を提唱。腰痛などに悩むアマチュアゴルファーでも飛ばせるようになると評判となり、様々なメディアで活躍中。著書に「奇跡の20ヤード」「右手で飛ばす!55歳からドライバーで260yd実現する方法」などがある。

右手の教科書サイトをはじめました http://katayama-akira.com/

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