薄芝・枯れ芝・ペタペタ芝 ザックリ防止のアプローチ(講師・真野佳晃)
本格的に暖かくなるまであと少し。この時期、アプローチが下手になったと感じるのは、春先のグリーン周りは芝が薄く花道からでもミスが出やすいからだ。プロも警戒する薄芝、枯れ芝、ペタペタ芝。ザックリ防止のアプローチで大叩きを回避しよう!(※本記事はALBA670号に掲載された内容です)
配信日時: 2017年2月15日 14時00分
薄芝からやわらかい球で寄せるには?⇒ボール1個分手前からわざとダフらせて打つ
グリーン周りからミスをしなくなったら、次はもっといろいろな状況から寄せたいという欲が出るもの。今度は少しレベルを上げて、やわらかい球の打ち方を紹介します。
ポイントはボールをクリーンに打とうとしないで、わざとダフらせて打つこと。さっきとは違う考え方ですが、ソールから地面に落とせば、芝が薄くてもヘッドは滑ってくれます。ちょうどボール1個分くらい手前から入れても大丈夫。
注意したいのが、絶対に上から打ち込まないこと。入射角が鋭角になると、ロフトが立って、刃から地面に落ちやすくなります。ボールを打ちにいかず、ソールから地面に落とす。低い位置からヘッドを入れさえすれば、地面にヘッドが弾かれることもないので、ボールはやわらかく出て、難しい状況でも寄せやすくなります。
ポイントはボールをクリーンに打とうとしないで、わざとダフらせて打つこと。さっきとは違う考え方ですが、ソールから地面に落とせば、芝が薄くてもヘッドは滑ってくれます。ちょうどボール1個分くらい手前から入れても大丈夫。
注意したいのが、絶対に上から打ち込まないこと。入射角が鋭角になると、ロフトが立って、刃から地面に落ちやすくなります。ボールを打ちにいかず、ソールから地面に落とす。低い位置からヘッドを入れさえすれば、地面にヘッドが弾かれることもないので、ボールはやわらかく出て、難しい状況でも寄せやすくなります。
【やわらかく打つ秘訣1】ソールから地面に落とす
ソールから地面に着地すれば、ボール1個分手前からヘッドが入っても滑ってくれます。一番ダメなのは上から鋭角に打ち込むこと。ウェッジの刃から地面に落ちて、つっかかってしまいます。低い位置からヘッドを入れましょう。
【やわらかく打つ秘訣2】左腕とクラブを一体化させて打つ
スイング中は左腕とクラブを一体化させて、手首の動きはできるだけ抑えます。ガチガチに固める必要はありませんが、体の回転スピードよりも、ヘッドが遅れたり、先に行き過ぎたりしないようにしましょう。ずっと胸の前にヘッドがあると考えてください。
手首を使い過ぎると、ヘッドの落とし場所が安定しないので大ダフリになることもあるので注意しましょう。
【やわらかく打つ秘訣3】手元を先行させずにインパクトする
インパクトでボールに当てようとすると手元の動きが大きくなるので、ミート率が悪くなります。構えた位置に手元を戻すだけのイメージで、等速でヘッドを動かしましょう。ヘッドを走らせようとしなければ、手首が動き過ぎることもありませんし、ダウンスイングの軌道も安定します。
【やわらかく打つ秘訣4】地面をヘッドで払うように低く動かす
ボールの前後の地面をヘッドでサッと払い打てばソールは滑る。このとき、体の回転を止めると、フェースが返って引っかけが出てしまいます。体の回転とヘッドの動きを合わせることを忘れないでください。また、滑らすといっても、体がターゲット方向に流れないように気を付けてください。
ヘッドを加速させようとせずに、等速で静かに動かすのがポイント。ダフっても大丈夫と思えば、楽な気持ちで打てます。