【右プッシュの原因2〜あおり打ち対策】ロフトを立てて構えるとつかまる打ち方がしやすい
【Point】手元は体の近くで回転を止めずに振る
「ボールのつかまりをよくして打つには、左ヒジを早めにたたみ、フォローサイドで手元を体の近くに通すよう振り切るのが得策。ただし、体の回転を決して止めないこと。フルスイング時よりも手元の低い、小さなフィニッシュとなっても、肩をしっかりと回し切るようにしましょう」
「右プッシュを食い止めるには、大きく振り切らないのも手。大きく振ろうとすると手元が体から離れて、かえってボールのつかまりを悪くする危険を高めます。その一方で、フェースを急激に返すのもNG。いくらつかまりをよくしたいといっても、それでは引っかけて、ナイスショットを望めません」
フェースの向きが変われば自然にヘッド軌道も変わる
ゴルフスイングはイン・トゥ・イン軌道が基本ですが、インサイドから入りすぎてしまってはインパクトでフェースが開き、あおり打ちになります。そのためボールが右に打ち出されてしまうのです。
ヘッド軌道の狂いは、これまたその日の体調や感覚のズレで、我々プロでも往々にしてあること。インサイドから入りすぎて打っている以前に、バックスイングからしてインサイドに上がりすぎているのかもしれません。
ただ、自分では普段どおりにスイングしているつもりでヘッド軌道が狂っているわけですから、その判断は難しく、修正も容易ではありません。そんなときは、ヘッドの後ろ側を少し浮かせてロフトを立てて構えるのがおすすめ。
この構え方だと、開き気味のフェースも閉じてスクエアになり、意識せずともヘッド軌道を修正する効果が得られます」
講師・加瀬秀樹(かせ・ひでき)/1959年生まれ、千葉県出身。ツアー通算4勝。シニアデビュー後の2010年「日本プロシニア」で初勝利。2018年シーズンまでにシニア通算3勝を挙げている。