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伝統を継承したオーソドックスタイプ…トミー・フリートウッドは現代の“ベン・ホーガン打法”インパクトまで左腕をピンッと張ってラインを出す

一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説。英国の新スターは、まさに教科書的スイング!?(ALBA759号掲載)

配信日時:2019年2月22日 15時00分

ベタ足で打つからドライバーも、アイアンもラインが出る!

方向性より飛距離を重視するトーマスを見てみると、右足に体重を残して打つことで、スピーディーに上半身を回転させる影響で左足がめくれている。だがフリートウッドはアイアンだけでなく、ドライバ―も左足をベタ足にすることで、ヘッドの入りを一定にし、どのクラブでも正確なショットを打てる

方向性より飛距離を重視するトーマスを見てみると、右足に体重を残して打つことで、スピーディーに上半身を回転させる影響で左足がめくれている。だがフリートウッドはアイアンだけでなく、ドライバ―も左足をベタ足にすることで、ヘッドの入りを一定にし、どのクラブでも正確なショットを打てる

インパクト後でも左足は動かない!

「最近はインパクトでジャンプする選手や、ジャスティン・トーマスのように左足がめくれている選手もいますが、そういうスイングは飛距離優先派です。

 曲げないことを第一に考えるならフリートウッドのように、左足はインパクト後までしっかり地面を踏んでいることが基本。

 もちろん、トーマスのようなスイングも否定はしませんが、物理的に考えても土台である下半身は安定していたほうが絶対にスイング軌道は安定します。

 フリートウッドは飛距離も出る選手ですが(米ツアー平均飛距離23位)、下半身が安定しているから、打球が曲がらないのです」


解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。

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