トミー・フリートウッドのドライバー連続写真(正面)
トミー・フリートウッドのドライバー連続写真(後方)
両腕の三角形の中心にヘッドがある
最近の米ツアーでは超ハンドファースト&シャットフェースで、ハイボールの320ヤードを打つパワー系のスイングが主流です。でも、フリートウッドはベン・ホーガンやトム・カイト、最近ではザック・ジョンソンの系譜です。
トップはスリークォーター気味で、フォローまで前傾角度をキープ。そして両腕の三角形がフォローまで崩れません。
飛ばすというよりも方向性を重視したライン出しのスイング。アマチュアの人にマネしてほしい教科書的スイングなのです。
ここまで完璧に三角形をキープできるポイントは左肩です。アドレスからフォローまで“左肩の丸み”が変わっていない。
左腕がアドレスからインパクトまでピンと張っていることも特徴的。腕の三角形をキープできて、フェース面を長くスクエアに保てるのです。だから打球が曲がりません。
欧州出身だとF・モリナリも似たタイプ。2018年のライダーカップの舞台はフェアウェイが狭かったのですが、方向性重視のモリナリとフリートウッド組は4戦4勝で欧州チーム優勝に貢献しました」