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マキロイのスイングは「メディシンボールで覚えられます」とプロコーチが断言! 3つのドリルで“力の動かし方”をマスターしよう

PGAツアーの解説を務める吉田洋一郎が、ローリー・マキロイのスイングでマネできるポイントを解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年10月20日 16時15分

3つのドリルを行えば、マキロイのスイングが身に付くと吉田洋一郎はいう。
3つのドリルを行えば、マキロイのスイングが身に付くと吉田洋一郎はいう。 (撮影:GettyImages)

今年の「マスターズ」を制し、悲願のキャリアグランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)。そのスイングをマネしたいと思っても、「マキロイは体格がすごいからマネできない」と諦めている人も多い。しかし、PGAツアーの解説も務める吉田洋一郎は「マネできるポイントがある」という。マキロイのようなスイングになるための3つのドリルを解説する。

【連続写真】ボールを使ったドリルで習得可能!? N字方向に力を動かすマキロイのぶっ飛びスイング



マキロイはN字方向に力のベクトルを動かしています。まず、バックスイングでは体の右側の上に向かって力が働き、切り返し直前で左足を踏み込んで力を斜め左下へ。そしてフィニッシュに向かって上へと動きます。この動きを習得するにはタイミングが命です。重さ1キロほどのメディシンボールを使ってトレーニングすると体の使い方やタイミングを覚えることができます。今回は3つのドリルを紹介します。

1つめは、メディシンボールを右上に投げるドリルです。まず、両手でボールを持ち、アドレスの姿勢をとります。そこからバックスイングの要領で体を右に回し、右肩の高さまでにボールをリリースし、右上に飛ばしましょう。バックスイングで伸び上がる感覚を養えます。

アドレスの姿勢を取ったら、左に少し振ってからバックスイング。メディシンボールが右肩の高さに上がる前にリリースし、右上の放り投げる。バックスイングで伸び上がる感覚がつかめる
アドレスの姿勢を取ったら、左に少し振ってからバックスイング。メディシンボールが右肩の高さに上がる前にリリースし、右上の放り投げる。バックスイングで伸び上がる感覚がつかめる
アドレスの姿勢を取ったら、左に少し振ってからバックスイング。メディシンボールが右肩の高さに上がる前にリリースし、右上の放り投げる。バックスイングで伸び上がる感覚がつかめる
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アドレスの姿勢を取ったら、左に少し振ってからバックスイング。メディシンボールが右肩の高さに上がる前にリリースし、右上の放り投げる。バックスイングで伸び上がる感覚がつかめる (撮影:高橋淳司)

2つめは、ボールを地面に叩きつけるドリルです。両手でボールを持ったままアドレスの形をつくったら、少し左に振ってからバックスイング。トップまで上がったら、ジャンプしながらボールを右足のヨコに叩きつけるように思いっ切り投げましょう。これで切り返し前の踏み込みと、地面を蹴る感覚がつかめるはずです。

アドレスの姿勢を取ったら、メディシンボールを左に振ってからバックスイング。トップまで上がったら、自分の右足ヨコ目がけて、ジャンプしながら思い切り叩きつけよう。
アドレスの姿勢を取ったら、メディシンボールを左に振ってからバックスイング。トップまで上がったら、自分の右足ヨコ目がけて、ジャンプしながら思い切り叩きつけよう。
アドレスの姿勢を取ったら、メディシンボールを左に振ってからバックスイング。トップまで上がったら、自分の右足ヨコ目がけて、ジャンプしながら思い切り叩きつけよう。
アドレスの姿勢を取ったら、メディシンボールを左に振ってからバックスイング。トップまで上がったら、自分の右足ヨコ目がけて、ジャンプしながら思い切り叩きつけよう。
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アドレスの姿勢を取ったら、メディシンボールを左に振ってからバックスイング。トップまで上がったら、自分の右足ヨコ目がけて、ジャンプしながら思い切り叩きつけよう。 (撮影:高橋淳司)

3つめが、肩をタテに回すドリルです。いつもより前傾姿勢を深くして立ち、両手で持ったボールが飛球線と平行になるように意識しながらスイングしましょう。自然と肩をタテに動かせるようになりますよ。マキロイは地面を蹴って、体が浮いたとしても、前傾姿勢が崩れていない。これは肩をタテ回転にしているからなんです。

いつもより深い前傾姿勢でアドレスし、飛球線と平行に動くようにスイングする。前傾が深くなることで、肩をタテに回す感覚をつかみやすい
いつもより深い前傾姿勢でアドレスし、飛球線と平行に動くようにスイングする。前傾が深くなることで、肩をタテに回す感覚をつかみやすい
いつもより深い前傾姿勢でアドレスし、飛球線と平行に動くようにスイングする。前傾が深くなることで、肩をタテに回す感覚をつかみやすい
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いつもより深い前傾姿勢でアドレスし、飛球線と平行に動くようにスイングする。前傾が深くなることで、肩をタテに回す感覚をつかみやすい (撮影:高橋淳司)

これらのドリルを繰り返し練習すれば、マキロイのようなN字の力の使い方を身に付けられます。ぜひ試してくださいね。

■ローリー・マキロイ
1989年生まれ、北アイルランド出身。欧州ツアーでの活躍が注目を集め、2011年には「全米オープン」でメジャー初制覇。翌年に「全米プロ」、14年に「全英オープン」、「全米プロ」を制した。キャリアグランドスラムがかかってから11度目の挑戦となった今年、ついに「マスターズ」を制し悲願達成。史上6人目の快挙を成し遂げた。

■吉田洋一郎
よしだ・ひろいちろう/ 1978年生まれ、北海道出身。デイビッド・レッドベターなど世界的コーチから、直接メソッドを学んだゴルフスイングコンサルタント。今季は、米PGAツアーのテレビ解説も務めている。



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