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PGA連続賞金王の名手ニック・プライスは、激狭スタンスと強固な軸で絶対曲がらなかった!【プロコーチが解説】

正確無比のショットでメジャー3勝を挙げ、1993・94年にPGAツアー賞金王に輝いたニック・プライスのスタンスは、ほぼ肩幅くらいの狭さ。左右の体重移動が少なくなるのでインパクトポイントが安定する。彼のスイングを、プロコーチである奥嶋誠昭が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年5月22日 07時15分

正確無比のショットでメジャー3勝を挙げ、1993・94年にPGAツアー賞金王に輝いたニック・プライ(ジンバブエ)のスタンスは、ほぼ肩幅くらいの狭さ。左右の体重移動が少なくなるのでインパクトポイントが安定する。彼のスイングを、プロコーチである奥嶋誠昭が解説する。

【連続写真】激狭スタンスで、その場でクルッと回る ニック・プライスの全盛時のスイング



彼のスイングはスタンスがすごく狭いのが特徴ですね。体重移動はしないで、軸を動かさず打っています。飛ばないけど絶対に曲がらないスイングですね。

下半身はそれほど使わずに、腕をタテに振り上げてそれに連動して振る感覚でしょう。腕の動きに体がついてくるイメージ。だから、左右に動かないし、前傾角も絶対に崩れないと思います。ダウンでもタテに振り下ろしているから、厚いインパクトに。インパクトゾーンも長くなり、方向性が高まります。スイングだけを見てもすごくアイアンがうまい選手だと分かりますね。

彼のスイングを参考にする際は、狭いスタンスで構えてヒザを左右に動かさないことを意識しましょう。そうすると、軸がブレることなく体を回転させられるはずです。

■ニック・プライス
1957年生まれ、ジンバブエ出身。PGAツアーでの18勝をはじめ、メジャーで3勝を挙げている。プレジデンツカップには5回出場。1993・94年にPGAツアー賞金王に。

■解説・奥嶋誠昭
おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。2018年からツアープロコーチとなり、日本のトップ選手を多数指導。レジェンドゴルファーのスイングにも精通。



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