“水の魔術師”の代表作は景観よし、手ごたえありの超本格派
市原鶴舞ICから10分足らず。東京・神奈川方面からもアクセスしやすい18ホール丘陵コース。“水の魔術師”の異名を持つ小林光昭氏の設計で1989年に開場。現在は韓国企業のエイチジェイ・グループ傘下で、系列コースに千葉夷隅ゴルフクラブやペニンシュラオーナーズゴルフクラブなどがある。
バブル期に計画されただけあって、コースも付帯施設もゆったりとして凝った造り。池をふんだんに取り入れたコースはタフだが意地悪な印象はなく、攻めがい・挑戦のしがいが十分。1つとして似たようなデザインがない各ホールを美しい景観とともに楽しむことができる。
オレンジ屋根が目を引くクラブハウスは地上3階、地下1階の南欧風の建物(エレベーターあり)。3階にあるレストランからは池に囲まれた7~9番を一望できる。
また、敷地内にはやはり南欧風で統一した宿泊施設を完備。1棟最大4名のコテージとシングルルームのヴィラがあり、プレーヤーでなくても利用できる。家族を呼んだり、仲間とじっくり技術を磨くのもよさそうだ。
練習施設はドライビングレンジ(230ヤード・20打席)とアプローチ・バンカー練習場、広々とした3面のパター練習場がそろい、シミュレーターのあるインドア練習場も併設。所属プロによるレッスンやゴルフアカデミーを開講している(メンバー料金の設定あり)。
直近の会員数は正会員680名。居住地別に見ると千葉県在住者と東京都在住者がそれぞれ4割を占め、以下、神奈川県在住16%、その他4%と続く。
競技志向のメンバーが多いそうで、研修会の活動も活発。倶楽部競技は月例杯A・Bクラス、理事長杯、倶楽部選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、レディス杯、スクラッチ競技を開催している。
名義書換料は55万円、年会費52,800円(名義書換料は2026年4月から値上げ予定)。入会費用のトータル概算は90万円前後で推移。
姉妹コースの千葉夷隅ゴルフクラブをメンバーは平日に限り特別料金(メンバー料金)で利用できる。
また、終身会員制度があり、3年以上在籍、満60歳以上の個人正会員は2親等以内の親族に会員権を譲渡した後もプレーが可能。名義変更料は11万円、年会費は52,800円。譲渡後のハンディ取得、競技参加も可能だ。
アクセスがよくコースはチャレンジング、施設も充実している。今や東京・神奈川で、100万円以下でこのレベルの会員権を探すのは至難の業。予算90万円前後はかなりリーズナブルといえるだろう。
※文中の金額はすべて税込
基本情報
米原ゴルフ倶楽部
https://yoneharagc.jp/
千葉県市原市米原1639-1
TEL:0436-89-2711
開場日:1989年11月3日
コース設計:小林光昭
アクセス
・車
圏央道/市原鶴舞ICから6.5km約8分
館山自動車道/市原ICから25km約25~35分
・電車
JR外房線/茂原駅からタクシー約30分
・高速バス
市原鶴舞バスターミナルから予約制クラブバス約10分
ヤーデージ
18ホール パー72
BLACK 6,811Y
BLUE 6,501Y
WHITE 6,140Y
RED 5,141Y
コースレート
72.8