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男子プロの皆さん、テーラーメイドの未発表パター”ゼロトルク”は本当にいいの?

男子ツアーでも、テーラーメイドの”ゼロトルク”パターが登場。実際に打った感覚がどうなのかを男子プロに直撃取材を敢行。その詳細をレポートしたい。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年6月2日 12時00分

未発表パターは打ちやすいと語った近藤智弘
未発表パターは打ちやすいと語った近藤智弘 (撮影:佐々木啓)

男子ツアーでも、テーラーメイドの”ゼロトルク”パターが登場。実際に打った感覚がどうなのかを男子プロに直撃取材を敢行。その詳細をレポートしたい。

【写真】テーラーメイドの”ゼロトルク”パターの構えた顔! シャフトはグリップに真っすぐ入っていない?

ツアー現場で男子プロが試していたのは、センターシャフトタイプの『スパイダー 5K・ZT』と記された未発表パター。ツアーレップに聞くと、以下のようなメリットを教えてくれた。

「ヘッドの重心にシャフトが刺さっているので、ストローク中にヘッドが開閉することなく、ストロークできます。それと、シャフトはわずかにハンドファーストになるように刺さっています。グリップに対しては斜めに刺さっているので、自然にグリップした状態でハンドファーストに構えられるメリットもありますね。ヘッドは慣性モーメントが高いので、左右のプレにも強いんです」(テーラーメイド・レップ)

実際に試打していた男子プロに打った感想を聞いてみた。ベテランの近藤智弘はフェース面の位置が気に入っているようだった。

「僕はもともとセンターシャフトを使っているんです。シャフトよりもフェースが前に出ているのが好きで、今もそういうタイプを使っています。これも前に出ているので、打ちやすいですね」(近藤)。

若手の飛ばし屋・新村駿は試打してすぐに試合での使用を決断するほど、惚れ込んでいるようだった。

「ヘッドの真ん中に刺さっていて、シャフトの真下に重心があるセンターシャフトタイプなので、真っすぐ引いて真っすぐ打ちやすい。ショートパットで引っかけたり、押し出したりするミスがほとんどないですね。ヘッドが直線的に動いてフェースが動いたところに真っすぐ打ち出せます。順回転の球が打てますね。グリップに対して斜めにシャフトが入っているので、他のゼロトルクパターだと、手元が前に出たりしますが、これはそれがないのもいいですね」(新村)

石坂友宏は、今までセンターシャフトを使っていないというが、ショートパットでの利点を語ってくれた。

「構えたときの違和感もなく、グリップに対してシャフトが斜めに入っていて、(ハンドファーストに構えて真っすぐ動かせるので)ショートパットでほとんどミスがなくて打ちやすかったです。打感は樹脂素材なので軟らかい感じで、手に感触が伝わるので下りのパットが打ちやすい感じです」(石坂)

男子プロからは好感触のコメントが聞かれた。まだ詳細はテーラーメイドから発表されていないが、最近話題となっている”ゼロトルク”パター戦争に、面白そうな新パターが加わることになりそうだ。

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