米国アクシネット社が今季のPGAツアーについて「タイトリストは2025年のフェデックスカップ・シーズンにおいて圧倒的なNo.1ボールであり、ドライバー、アイアン、ウェッジも最も多く使用されています」と、ダレルサーベイ調べの使用率を総括。また、契約外のため名を伏せつつ、スコッティ・シェフラーが使う『Pro V1』ボールの実績もこう強調する。
「カパルアの1番ティからイーストレイクの18番グリーンまで、2025年フェデックスカップシーズンの39大会でタイトリストは圧倒的なNo.1ボールとして君臨。競技者の72%(3502人)がPro V1またはPro V1xを使用し、最も近い競合他社の10%(464人)を7倍以上上回りました。そのリストには世界ランク1位の選手も含まれており、彼はツアー選手権(T4)で14連続のトップ10フィニッシュを飾るなど、またしても輝かしいシーズンを締めくくりました。
その間もPro V1ゴルフボールを使用していました。彼は2025年に5勝を挙げ、そのうちにはPGA選手権と第153回全英オープン選手権での勝利が含まれ、さらに、PGAツアーで『ストロークス・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン』『オフ・ザ・ティー』『アプローチ・ザ・グリーン』の部門でトップを走りました。彼の18のPGAツアータイトルとオリンピック金メダルは、すべてPro V1で獲得しています」(同社広報)
また、今季のPGAツアーで『Pro V1/Pro V1x』を使用する選手たちが、主要スタッツでNo.1に輝いた事実を改めて強調する同社。それが下記の項目で、ティショットからアプローチまでトータルパフォーマンスに優れていることを改めて感じさせる。
✽SG:ティ・トゥ・グリーン|S・シェフラー(Pro V1)
✽SG:オフ・ザ・ティ|S・シェフラー(Pro V1)
✽SG:アプローチ・ザ・グリーン|S・シェフラー(Pro V1)
✽SG:アラウンド・ザ・グリーン|M・マナセロ(Pro V1x)
✽トータルドライビング|R・ホーイ(Pro V1)
✽ドライビングディスタンス|A・ポットギーター(Pro V1x)
✽ドライビングアキュラシー|P・ピーターソン(Pro V1x)
✽グリーンインレギュレーション|R・ホーイ(Pro V1)
✽ボールストライキング|R・ホーイ(Pro V1)
✽ホールへの近さ|R・ヘンリー(Pro V1x)
✽100ヤード以上からのアプローチ|V・ホブラン(Pro V1)
✽100ヤード以内からのアプローチ|S・パワー(Pro V1x)
✽スクランブリング|M・マナセロ(Pro V1x)
✽ホールへの近さ(ARG)|M・マナセロ(Pro V1x)
✽サンドセーブ率|M・キム(Pro V1x)
「タイトリストはPGAツアーで7季連続で最も多く使用されているドライバーで、今季のフェデックスカップでは、タイトリストを使用した選手数と優勝者数のいずれも他のブランドを上回りました。今季のPGAツアーで使われたドライバーのうち39%(1925人)がタイトリストで、これに次ぐ2位は25%(1220人)でした。そして、PGAツアーのドライビングディスタンスとボールスピードの両方でトップに立つアルドリッチ・ポットギーターはGT2を使用しています。
また、タイトリストのアイアンは12季連続で世界トップクラスの選手たちのトップチョイスで、ツアー選手権を通してタイトリストのアイアンセットを使用している選手は32%(1643人)に上り、2位の15%(778人)の2倍以上となっています。PGAツアーのプロキシミティ・トゥ・ホール(ホールへの近さ)で首位に立つラッセル・ヘンリーは、T100のアイアンセットに加え、NEW T250の4番を使用しています」(同)
数字が物語るとおり、今季もPro V1/Pro V1xを軸に、タイトリストがボールからクラブまでトータルで存在感を示したシーズンとなった。来季のフェデックスカップ・シーズンは、各社の巻き返しの中で、同社が優位を守れるのかにも注目したい。