国内シニア「トラストグループカップ 佐世保シニア」でシニア4勝目を挙げた藤田寛之。30年以上使用してきたヤマハがゴルフ用品事業撤退することを受けて、ドライバーはタイトリストの『GTS3』に変更。しかし、シャフトは国内で見慣れないオレンジと金色に輝くモデルを使用していたため、詳しく聞いてみた。
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「昨年7月頃から使っているニュートンゴルフというメーカーのシャフトです。チャンピオンズ(米シニア)では使用率が高いんです」。2025年に米シニア(PGAツアー・チャンピオンズ)にフル参戦したときに見つけたものだという。日本での知名度はまだ低いものの、同ツアーでの使用率はフジクラに次いで2位と高い使用率を誇っている。
金色の下地にグリーンで『Fast Motion(ファストモーション)』と「●●●●●」が記されている。「●●●●●」は「5ドット」と呼ばれ、「50グラム台、S相当」を指す。昨年モデルのペイントは白だったが、「グリーンが2026年バージョンの印」と教えてくれた。
このシャフトとの出会いは昨年、65歳だったメジャー覇者のコーリー・ペイビン(米国)と同組で回ったときのこと。「年齢も上の方でスイングスピードは変わらないのに、2打目地点にいくと15ヤードぐらい置いていかれているんです。違いはシャフトだなと思いましたね」。ニュートンゴルフは紫色の『MOTION(モーション)』と10g軽量化した金色の『Fast Motion』の2種類あるが、ペイビンが使用していたのは軽量の『Fast Motion』。10歳も年上のベテランに15ヤードも置いていかれた理由を探ったら肉体や技術ではなく、シャフトだと気が付いたのだ。
その後、すぐにテストする機会を得られた。「クセがないシャフトで、真ん中がしなる感覚でタイミングが合いやすかったので、すぐに使えました。『MOTION』は全体的にしなるタイプで、『Fast Motion』はそこにスピード感が加わって、より飛距離に特化した感じです。ボールが強めに出て、初速が上がってくれるイメージ。独自のフレックステクノロジーのようです」
周りを見渡してもミゲル・アンヘル・ヒメネスなど、数々の往年のプレイヤーが愛用する姿を見て、「間違いない」と全幅の信頼を寄せており、今年9月30日には同社とのシャフト契約も発表された。
今年6月に57歳になった藤田は、ヘッドスピードの落ち込みが激しいと嘆く。「数年前は47~48(m/s)はいっていたのですが、最近トラックマンで計ったら45.5(m/s)でした」。加齢によるもので仕方のないことだが、それを道具で補っている形だ。まだ日本での使用者は増えていないが、今後、藤田と同組で回った選手がシャフトを気にして、テスト→即バッグインという流行りが生まれるかもしれない。
【藤田寛之 優勝セッティング】
1W:タイトリスト GTS3(10.0/ニュートン FAST MOTION 5ドット ※50g台S相当)
5W:ヤマハ RMX(16.5度/ディアマナ WB63 S)
7W:ヤマハ RMX(20度/ディアマナ WB83 S)
4U:タイトリスト GT2(24度/AMTツアーホワイト S200)
5I:タイトリスト T250(AMTホワイト S)
6,7I:タイトリスト T150(AMTホワイト S)
8,9I:タイトリスト T100(AMTホワイト S)
45度:タイトリスト ボーケイSM11(AMTホワイト S)
50,54度:タイトリスト ボーケイSM11(DGツアーイシュー)
58.5度:ボーケイプロトタイプ(DGツアーイシュー)
PT:スコッティキャメロン ニューポート2 GSS プロトタイプ
BALL:タイトリスト プロV1
