打ち方を変えずにやさしくアプローチが打てる
グリーン周りのアプローチでピンにしっかり寄せて、“拾いのパー”を取れるかどうかは、スコアメイクに直結する重要なポイントだ。でも現実は、ダフリやトップ、シャンクなど、さまざまなミスを重ねて、グリーン周りで大叩きをしてしまうケースも少なくない。Victoria Golf五反田店に在籍するゴルフクラブアドバイザーの冨樫泰正さんは、キャスコの『お助けウェッジ』を使うことであらゆるミスがカバーでき、アプローチを打つのが楽になると話す。
「キャスコは独自のテクノロジーを追求して、やさしくアプローチが打てるウェッジの開発に力を入れているメーカーです。『ドルフィンウェッジ』シリーズは、ソール面を4つに分けて形状を調整した『クアッドソールX』を搭載し、さまざまなライにおける抜けの良さを出しながら、ダフリなど、ミスへの強さも高くなっています。打ち方を変えることなく、やさしくアプローチやバンカーが打てるようになりますので、ぜひ試してみていただきたいです」(冨樫さん)
とことんミスを防ぐなら『DW-225』シリーズのチッパーがおすすめ
キャスコの『お助けウェッジ』にはさまざまなタイプのものが用意されているが、ミスを防ぐという意味で特におすすめなのが、新しく発売された『DW-225』シリーズだ。
「『DW-225』は厚みのあるヘッドで安心感がありアプローチに苦手意識のある人に最適なチッパーです。キャスコ独自の4面ソールの他に、厚くて刺さらないリーディングエッジ、シャンクを防ぐネックなど、ミスを防ぐテクノロジーが詰まっています。3つのロフト設定があり、好みの球質で選ぶこともできますので、グリーン周りのアプローチをとことんやさしくしてくれます」(冨樫さん)
『DW-225』にはキャスコ独自のミスを防ぐテクノロジーがふんだんに投入されている。中でもユニークなのはシャンクを防ぐ独自のネック形状だ。
ネックを大きく変形させることで、フェースのヒール側でインパクトしてもシャンクが起きない設計になっている。構えたときにフェース面積を広くする効果もあり、ミスヒットでも飛距離ロスが少ないことも「シャンクレスネック」のメリットになっている。
やさしくアプローチできる性能はそのままに、39度、48度、55度という3つのロフト設定があることもポイントだ。それぞれ打ち出し角が変わる分、キャリーとランの比率に違いが出る。39度がキャリー1に対してランが3の「ランニングウェッジ」、48度がキャリー1に対してラン2の「ピッチ&ランウェッジ」、55度がキャリーとランが1:1の「フライングウェッジ」となっている。自分がイメージする球質のロフトを選べば、寄せワンの成功率がさらに高まるはずだ。
本格派の見た目にこだわるなら『DW-125G』を選ぼう
チッパーの見た目に違和感があったり、抵抗がある場合は本格派な見た目でやさしさを高めた『DW-125G』を試してみてほしい。
「構えるとキレイな顔に仕上げられたウェッジですが、打つとソールの抜けが抜群に良く、ミスも防いでくれてアプローチが楽になります。セミグースネックの分、ボールを低く打ち出しやすいことも特徴です。『クアッドソールX』はバンカーに強い特性があるので、ロフトの寝たモデルをバンカー対策で投入するのもアリですね」(冨樫さん)
顔の良さと独自の4面ソールによるやさしさを持ったウェッジが『DW-125G』だ。抜けの良さとミスへの強さを両立しながら、ヒール側にある“フィン”がバンカーで効果的に働き、楽にボールを出すことができる。
これまでキャスコの『ドルフィンウェッジ』はストレートネックのものが主流だった。その中でよりやさしく安心感のあるモデルが欲しいという要望に応える形で新たに発売されたのが『DW-125G』だ。やや大きめのヘッドサイズとセミグースネックの形状は、ハンドファーストに構えてボールを低く打ち出しながら、スピンの利いたアプローチが打ちやすくなっている。
また、ロフト展開が豊富であることも『DW-125G』の特徴となっている。46度から64度まで9つのロフトを選べるので、自分好みのセットを組むことが可能だ。
ちなみに『DW-125G』は通常のシルバーの仕上げの他に、「銅メッキ」のモデルも用意されている。使い込むほどに味が出る仕上げで、非常に特別感がある。
2つの『お助けウェッジ』は組み合わせて使うと効果的
今回ご紹介したキャスコの『お助けウェッジ』はあらゆるミスを防ぐやさしさを持っているが、得意とするライに違いがある。チッパーの『DW-225』はグリーン周りの芝から打つアプローチに強く、一方、セミグースネックの『DW-125G』はバンカーからやさしく脱出することができる。そのため、ピッチ&ラン用に48度の『DW-225』、バンカー対策に58度の『DW-125G』といった形で組み合わせて使うのがおすすめだ。
キャスコの『お助けウェッジ』を初めて見たときは、その独特な形状に驚くかもしれない。しかしその独特な形状が他のメーカーにはない圧倒的なやさしさを生んでいる。グリーン周りの精度はスコアに直結する大きなポイント。キャスコの『お助けウェッジ』を活用することでミスをなくすだけで、間違いなくスコアアップできるはずだ。
話を聞きに行ったのは「Victoria Golf五反田店」
ゴルフクラブからアパレルまで都内屈指の品ぞろえを誇る大型店舗。スクールも併設され、さまざまな形でゴルファーの要望を叶えてくれる。
▪️東京都品川区西五反田1-1-8
▪️03-5435-8790
▪️営業時間 平日11:00〜20:00 土曜・日曜・祝日/10:30〜19:30
撮影/近澤幸司 構成/田辺直喜