この秋、爆売れ中のオデッセイ『TRTL(タートル)』パター。カメの甲羅と足を模した特徴的な6角形フォルムと怪物級の高MOIで、国内男女ツアーでも使用者が活躍している。実は日本国内で先行発売され市場をにぎわせているこの「カメパター」、本国アメリカでは未発表の待望作となる。
そんな大注目モデルを “世界最速”で導入したパイオニアこそ、オーストラリアの超飛ばし屋、ミンウー・リーだ。ALBA.netでは2月の『ペブルビーチ プロ・アマ』の投入時から報道。タフなポアアオイ芝で実戦投入してからパッティングを好転させて見える彼に【なぜ『TRTL』を選び、どう良かったのか?】を徹底的に聞いた。
■SG:Puttingはマイナス脱出、1パット率は9位へ急上昇!
まず目を見張るのが、パッティングスタッツの激変ぶりだ。昨年までのセンターシャフト『JAILBIRD 380』と、今年の『TRTL』導入後の下記スタッツ比較(2025➡2026)を見ると効果は一目瞭然だ。
*SG: Putting/-0.039(87位)➡ +0.125(68位)
*1パット率/38.80%(65位)➡ 43.02%(9位)
*平均パット(GIR)/1.758(85位)➡ 1.737(39位)
*3パット回避率/2.65%(62位)➡ 2.20%(35位)
パッティングによるスコア貢献度(SG: Putting)が見事ツアー平均より上に転じただけでなく、なんと1パット率は全ツアー中9位に躍進。パーオン時の平均パット数や3パット回避率も順位を大きく上げた。
■「構えた瞬間“カメだ”ってなる(笑)でも、この座りと視覚効果が完璧なんだ」
「最初にグリーンで構えた時、誰もが『あ、カメ(Turtle)だ!』ってなるんだよね(笑)」とチャーミングに笑うミンウー。だが、そのユニークな見た目の裏には、計算し尽くされたテクノロジーが詰まっている。「レーシングトラックのような白い『DUAL TRACKアライメント』がとにかく構えやすい。左右対称の美しいデザインで、地面に置いた時のスクエア感と安心感が抜群なんだ」。
『TRTL』は、ソール中央の軽量素材と、四隅に配置された4つの可変ウェイトによって怪物級のMOIを実現。さらに丸みを抑えたソールで、“座り”の安定感も大幅に向上し、コンディションが硬く速いグリーンでも、スッとスクエアに構えられるとか。
■SからDBへ。「ヒール重のウェイト調整で開くミスが減った」
実はミンウー、投入当初の『TRTL』はショートスラントネックで使っていたが、その後、現在はダブルベンドネックへ移行し、4つの可変ウェイトをつかまる設定のヒール重めに替えるなど、マイナーチェンジを重ねているという。
「ボクはプレッシャーがかかると、インパクトでフェースが少し開いて右に押し出す癖があるんだ。最初はゼロトルクでセンターシャフトの『JAILBIRD』を試したりしたんだけど、この『TRTL』に出会って、ウェイトをヒール寄りにやや重く調整してもらった。そうしたらフェースが素早くスクエアに閉じるようになって、狙ったラインにスッと打ち出せるようになったんだ」
さらに、ヘッド自体の高MOIでゆったり振れる重量感が、プレッシャー下での手元のブレを抑えてくれると実感している。
「以前のパターよりも明らかに重いけど、特に痺れるプレッシャー下でストロークの“安定感”をもたらしてくれるよね。軽すぎるパターだと手が震えたり軌道がブレたりしやすいけど、重さがあると手元が安定する。ボクにとって重いパターは新鮮だったけど、無駄な力が入らずにストロークできて、本当にシンプルで扱いやすいよ」
■転がりのいい重ヘッドで、ロングパットの距離感も◎に
データ的にも、『TRTL』投入後は3パット率が大幅に減少。特に1.5メートル前後のシビアなショートパットの成功率アップに加え、残り距離74cm➡65cmへ寄るデータになったロングパットでの距離感の作りやすさも絶賛する。
「以前はかなり柔らかい(マイクロヒンジ)インサートを使っていたんだけど、この『TRTL』に搭載されている『NEW Ai-STAR・インサート』は、少し打感がしっかりしていて打音も心地いいんだ。芯を外すようなミスヒットをしたとしてもボール初速が落ちにくくて、綺麗な順回転で前に伸びていく感覚もあるよね。
それに重ヘッドな分、30〜50ft(9.1~15m強)のロングパットでもテークバックを大きく取る必要がない。重すぎると感覚が鈍るけど、これは絶妙な重さ。前のパターは軽すぎて大きく振る必要があったけど、振り幅を小さく抑えられるからインパクトの誤差も減って距離合わせがすごくラクになった。3パットは悪だからね(笑)」
■「スパイダーばかり見る人も、カメにチャンスをあげて!」
毎朝の練習ルーティンとして、タコ糸とアライメントミラーを使い、目の前のスティックに当てる練習でフェース向きを「キャリブレーションしている」ミンウー。そんなこだわりを持つ彼は、アマチュアにも『TRTL』を激推ししていた。
「パター選びで一番大切なのは、構えた時の『自然さ』と『見た目の格好よさ』。TRTLを置いた時、アライメントのしやすさはもちろん、見た目が最高で美しい。誰だってコースでカッコいいギアを使いたいし、何より『TRTL』はパットがポンポン入るんだ! 多くのゴルファーは『Spider Tour』ばかりに気を取られがちかもしれないけど、カメパターにもチャンスをあげて!(笑)ボクに最高の武器になったんだから、皆さんにも絶対に素晴らしい相棒になるはず。キャロウェイの選手だけでなく、他の契約選手たちもこぞってテストし始めているし、間違いなくこれから大ブームを巻き起こすと思うよ」。
