高弾道低スピンの弾道が、鮮やかに光って飛ぶ!
「KIRA」シリーズ最高峰『KIRA CRYSTAL』。見やすさだけでなく飛距離性能やスピン性能にもこだわっている。
『KIRA』ボールの特徴は「見える」ということ。『KIRA CRYSTAL』は、もっとも美しく、輝きを増したボールだ。そのカギとなるのが、新設計の「クリスタルディンプル252」だ。ディンプル底をフラットな形状にし、側面はストレートに設計したことで、ディンプルの表面が大きな面となり、より視認性がアップした。
ミラーボールのように、平面ディンプルが光を反射している。この新設計のディンプルにより輝きだけでなく飛距離性能の向上も得られたという。
手にとって見ると、平面ディンプルがミラーボールのように光を反射しているのがわかる。粒径が大きい光輝材を外層カバーに使用したことで、偏光感が増し、視認性もさらに高まっている。
木陰でも存在を主張するかのように強く輝くため、すぐにボールが見つかる。
実際に、『KIRA CRYSTAL』をコースで試してみた。試打を行ったのは、日射の強い夏の時期だが、フェアウェイ上はもちろん、林に入ってしまったボールもその存在を主張するように、木陰から輝いて見える。ボールを見つけにくい夏のラフでも、わずかな芝の隙間からボールが放つ光を見つけることが出来る。これは、ボール探しのストレスを大いに軽減できるだろう。
前モデルと比べて緩やかに落下していくためランが伸びている。(キャスコ提供)
もっとも、単に輝きだけでは最上級モデルとは呼べない。『KIRA CRYSTAL』は、飛びの性能が高いのも特徴のひとつだ。軟らかい打感で、しっかりとフェースに食いつき、適度にスピンレスな高弾道になる。ディンプル形状のせいか、滞空時間が長く、頂点からさらに前に伸びるボールになりやすい。太陽の光を受けて鮮やかに光るボールが、青空に向かっていく様は爽快だ。
アプローチでもフラットなディンプルがフェースに乗る感覚があり、コントロールしやすさを感じる。ツアーボールのようなウレタン系カバーではなく、アイオノマーカバーでありながら、このくっつき感はなかなかいい。この軟らかさなら、距離感も出しやすいだろう。
早くから「見える」ことに着目した『KITA』ボールのコンセプトには、先見性があった。その最高峰と言える『KIRA CRYSTAL』。白いボールを使っているプレーヤーに、新たなゴルフの楽しさをもたらしてくれそうだ。