“Made in Japan”シャフト、夢のグランドスラムへ
スピン量過多で悩むゴルファーは、アマチュアでもこうして必要以上にハードなシャフトを好む傾向にあるようだ。たしかに、スピンは減るのだが、弾道が低くなりやすく、パフォーマンスが下がってしまう。力みやすいので、ますます急角度な入射角になることもあるだろう。
スピン量が多すぎず少なすぎない適正量になり、なおかつ高い弾道を実現することで、メジャーで必要となる点で狙うアイアンショットが実現できるわけだ。プロとはレベルが違うものの、『N.S.PRO MODUS3 TOUR130』の特性が、アマチュアにマッチするケースは少なくないはずだ。
また、市販品とは異なる挙動を持つプロトタイプシャフトを使う選手も少なくない。場合によっては、かつてガルシアがそうであったように、選手個々のリクエストにまで対応している。これは、最新の熱処理技術と独自の肉厚調整によって、シャフトの特性を自在に変化できる日本シャフトの技術がなせる技だ。
全英オープン、そしてマスターズとメジャーを立て続けに制した、『N.S.PRO MODUS3』シリーズ。“Made in Japan”のシャフトが、グランドスラムを達成するのも、そう遠い未来ではないかもしれない。