賞金女王も、賞金王も“ほぼほぼPING”だった!
⇒宮里優作、今季2勝のクラブをガラリ。“ほぼほぼPING”の理由とは?
⇒宮里優作、春2勝のクラブセッティング
PCM編集長(以下、P編) 「いや、最終戦の最終日に選手会長が大爆発して、初の逆転賞金王なんて、かっこよすぎだよね。宮里優作プロは初勝利も「JTカップ」の涙のチップインだったし、この試合やコースの神様に愛されているんじゃないか」
PCM筒康博(以下、P筒) 「本当ですね。長岡さん、宮里優作プロが“ほぼほぼBS”で2連勝していたのに“ほぼほぼPING”になった理由は聞いていますか?今年の前まではツアー3勝で、昨季も勝利がなかったのに、今年2連勝したクラブをすぐに替えるなんて……。普通じゃあり得ないですよ」
筆者 「そうなんです。PINGのツアー担当・ウィルさんから聞いているのは、「全米オープン」など、今年のメジャーを経験していろんな海外トッププロを見たことだと。アイアンをガラッと『i200』に替えたのは、高弾道のまますっと前に伸びるような球を打っていた海外プロたちの弾道を見て、自分もそういう球を打ちたいというのがきっかけだったそうですよ」
P筒 「なるほどねぇ。でも、そういう球が打ちたいって言っても、トライしてすぐ狙い通りになるところがスゴイですよ。普通はそんなに単純なものじゃないはずなんですけど…」
コレが最終日「62」を出した新賞金王のセッティング!
PINGの男子ツアー担当・ウィルさんの力がかなり大きい!?ツアープロの言語化しづらい悩みを的確に把握
P編 「私はツアー取材をしないから、ウィルさんという人を知らないんだが、ジャンボさんのYouTube動画を見た時に、“『G400』の3Wを送ったかどうか”の問答で、はっきりジャンボさんにも“送りました”と言い返していたよね。あれがウィルさんでしょ?相手が誰であろうとも、はっきりモノを言う人だなぁと見ていて感心したよ」
筆者 「ジャンボさんの件については分かりませんが、すごくフラットな目線で事実だけを見ていて、プロ意識の高い人だと話していて感じます。永野プロは、ツアープロの場合、言語化できない細かなフィーリングの微妙な問題を、相手にどう理解してもらえるか?がすごくネックなんですって。たとえスイングコーチであっても、悩みの本質を相手に理解してもらうのが、言語化の問題で難しかったりするそうです。そういうところが、元々ツアープロのウィルさんは選手の悩みをすぐ的確に理解して一緒に解決策を考えてくれると、本当に信頼していますね」
P筒 「それは大きいでしょう。違和感や悩みの本質が理解できなければ、対応がピント外れになりますし、それこそ、新たな悩みが生まれかねないわけですから」
P編 「ツアープロの選手をサポートするって、大変な仕事だね…。長岡には絶対できないよ」
筆者 「……。(なぜボクを落とす必要がある??)」