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シン貧打爆裂レポート『ELEVEN パター』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2022年4月27日 17時00分

注目ポイント

『ELEVEN パター』は、オデッセイが2022年2月18日に発売したパターです。(今回試打をする内の1本の『ELEVEN S TOUR LINED パター』は、2月25日発売)

「浅重心で、操作性を手にした、新感覚ネオマレット」というコピーのパターです。

大型マレットと言えば、オデッセイには、2021年にデビューした『TEN パター』シリーズがあります。いわゆる蜘蛛型のパターとして、形状は似ています。本家の『スパイダー パター』も、新しいモデルは台形で足のような出っ張りはなくなったのです。『TEN パター』の新しいモデルでも良かったのではないか? と疑問がありましたが……

コピーを見て、かつ、ヘッドをじっくりと見て、理解しました。形状は、『TEN パター』シリーズと似ていますが、中身が全く違うのです。

『ELEVEN パター』は、2022年のパターのトレンドである前重心の敏感性を武器に出来るパターなのです。

大型ヘッドのメリットである寛容性はそのままに、前重心だからこその優れた操作性を獲得しているのです。思った通りに使いづらいという欠点があった大型ヘッドを思いのままに使えるというわけです。

『ELEVEN パター』は、オデッセイのパターファンに支持されている「ホワイト・ホット インサート」を採用しています。

実際にボールを打ってみると、古くて、新しいという不思議な感覚があります。しかし、それは違和感というよりも、打ち出されたボールの素晴らしさと一緒になって、未来のパターのような感触に変わっていくのです。

前重心のパターが自分に合っているとわかっているゴルファーには、待っていましたというか、このヘッドでも可能なのか、という衝撃のパターが、『ELEVEN パター』です。

オデッセイのテクノロジーと、全く新しい分野だと世界中に知らしめる意味での『TEN』ではなく、『ELEVEN』だったというわけです。

今回は、『ELEVEN S TRIPLE TRACK パター STROKE LABシャフト装着モデル』と『ELEVEN S TOUR LINED パター STROKE LABシャフト装着モデル』の2本を試打しました。クラウンの形状が少し変わるだけでも、違いがあるのか? という点もチェックです。

試打した日は、曇りで、気温は7度〜19度。弱い風。グリーンは9フィートの速さ。使用したボールは『TOUR B X』です。

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