ロマン派ゴルフ作家語る
つまり、『Mizono Pro FLI-HI』は、やさしい要素がかなりしっかりと入っているのです。
『Mizono Pro FLI-HI』は、パワーがあるゴルファーにオススメします。僕のヘッドスピード40m/sでも、十分に機能してくれましたが、やはり、機能をフルに使う意味では、ヘッドスピードが43m/s以上があるべきだと感じました。
ヘッドスピードが速い人向けにチューニングされています。芯に当てる技術については、自信がなくともクラブが助けてくれるという感じました。
ロングアイアンが好きな人、ウッド型のユーティリティが苦手な人に『Mizono Pro FLI-HI』はオススメします。
コピーを見たときに、『Mizono Pro FLI-HI』はかなり尖ったプロ用のクラブという印象を持ちました。しかし、それは勘違いでした。トッププロでも、ロングアイアンが苦手というケースは多々ありますので、お助け的な機能満載のロングアイアンに需要はあるのだと理解しました。
色々とやってみましたが、1つだけ明確にわかったことは、『Mizono Pro FLI-HI』は打ち込むタイプのゴルファーには向かないということです。スイープにボールを拾って打つほうが、俄然、機能を発揮します。
やさしいのに、やさしそうには見えづらいクラブは、それだけでかなり売れるという説があります。『Mizono Pro FLI-HI』は、玄人目ではやさしそうですが、一般的には、難しい黒いロングアイアン、というふうに見えるのです。
興味が少しでも湧いたら、打って見るべきクラブです。2、3球打ってダメなら諦めて、しっかりと当たるようなら自分に合っている証拠です。
試打アイテムスペック
ヘッド素材 :ソフトステンレス (SUS431)、タングステンウェイト
フェース素材:高強度マレージング鋼 (NAS1C)
ロフト :#3/19度、#4/21.5度
シャフト :OT iron 75(S)