“飛び系アイアン”大ヒットモデルの新作が登場
『RMX UD+2』が大ヒットした理由、それは飛距離性能に特化して、その名の通り、2番手違う飛びを実現したことだ。1番手で10ヤード刻みとして、7番アイアンで150ヤード飛ぶ人なら、2番手違うなら170ヤード飛ぶことになるが、実際にはそれ以上、3番手違うほど飛ぶ人も多く現れた。とにかく飛ぶということで、口コミで年配のゴルファーを中心に人気に火がついたというわけだ。
もともと飛びをうたったアイアンはこれまでにも多く存在してきたが、ここまではっきりと違いを際立たせたクラブはおそらく初めてだったろう。『RMX UD+2』のヒットに伴い、他のメーカーでもより飛びを重視したアイアンが多く現れるようになった。これまでのアイアンとは一線を画した、飛び系アイアンのカテゴリーが登場したといっていいだろう。
これら飛び系アイアンの飛距離の一番の秘密は、ロフト角にある。プロモデルのアイアンであれば、現在、7番アイアンのロフト角は34度前後だ。これが、最新モデルの『inpres UD+2』では、ロフト角は26度に設定されている。番手間のロフトは、3〜4度くらいが一般的なので、文字通り2番手以上のロフト差があるわけだ。
このことで「5番アイアンのソールに“7”って入れただけじゃないか」と揶揄するゴルファーも少なくないが、実際には、7番アイアンなりの高さがしっかりだせる上に、形状もロング・ミドルアイアンのようなシャープな形状ではないので、打つ時の安心感は大きく違う。実際に7番アイアン同様のやさしさで打てるのが大きなメリットだ。
