ボール性能が想定通りに発揮されないことも?
ちなみに参加者の中では、ボールの違いだけで33.8ヤードの飛距離アップを生んだゴルファーも存在した。「ボール初速」がアップし、「スピン量」が大幅に軽減したことの合わせ技だ。一方、どのボールもほぼ均等に飛び、3ヤード程度の差しか生まれないケースもあった。そんな人は、アプローチ・パターのフィーリングでボールを選ぶのもいいだろう。
このボールはより低スピンになる、といった具合にカタログ上の性能差は明確だが、実際にゴルファーが打つと、必ずしも計算どおりにはいかない事も少なくなかった。その人のスイングやクラブなどによって、結果が理屈通りにはいかないのだ。
だからこそ、これだけの環境で、ボールを実打して比較できるのは、非常に貴重な体験と言えるだろう。ボールの性能は、実際に打ってみないと分からないことも多いのだ。次回はアイアンとショートゲームについて、フォーカスしてみたい。