寒い季節のゴルフに最適な心地良く打てるボール
ゴルフにおいて、ボールはスコアを左右する重要なギアだ。コアの反発力が高ければフルショット時に効率良くボール初速が出てくれるし、余分なスピンを抑えられれば強弾道で安定した飛距離が出てくれる。そして表面のカバーの性能はそのままグリーン周りのアプローチスピンに影響する。コースにおいて、あらゆるショットの質に大きく影響するものなのだ。
ゴルフアクセサリーアドバイザーの河野啓昭さんは、『ソフト系ぶっ飛びボール』を活用することで、誰でもやさしくプレーの質を向上させることができると話す。
「『ソフト系ぶっ飛びボール』とは、プロが使うツアー系ボールに比べて、コンプレッションが軟らかく、アマチュアゴルファーのパワーでもインパクトでしっかりつぶれてくれます。ボールがつぶれることで余分なスピンを抑えられて、効率良く飛距離が出ますし、ミスしたときの曲がり幅も小さくなります。最新モデルはカバーもすごく進化していて、アプローチスピンもしっかり利くなど、アマチュアのミスをカバーしながら、プレーの質を大きく底上げしてくれるのです」(河野さん)
河野さんが話すように、『ソフト系ぶっ飛びボールにはさまざまなメリットがある。1つ目は、インパクトでボールがつぶれて、フルショット時のスピンが抑えられることだ。余分なスピンが入らなければ、ボールが吹け上がって飛距離をロスすることがなくなるし、強弾道でランが出て、飛距離を稼ぎやすい。また、サイドスピンも少なくなるため、ミスショット時の曲がり幅も小さく抑えることができるのだ。
2つ目は打感の心地良さだ。ボールがソフトなコンプレッションであれば、当然、インパクト時の打感も軟らかくなる。フェースにくっつくような心地良いフィーリングになるので、ボールを操作しやすいし、何よりボールを打つことが楽しくなる。このソフトな打感だけでも、『ソフト系ぶっ飛びボール』を試してみる価値があると言えるだろう。
そして3つ目はカバーの進化によるアプローチスピン性能の高さだ。『ソフト系ぶっ飛びボール』にはツアー系と同じウレタンカバーを採用したものから、弾きの強いアイオノマーカバーを採用したものまでさまざまなタイプが存在する。通常であれば、ウレタンとアイオノマーで大きな差が出そうなものだが、最新モデルでは、アイオノマーであってもフェースに食いつくような感触でしっかりとしたスピンがかかってくれる。
これからの季節は気温がどんどん下がり、寒い日が増えてくる。ボールは夏よりも硬く感じやすくなることを考えても、『ソフト系ぶっ飛びボール』を試すにはベストなタイミングだ。プレーの質を大きく向上させてくれるので、ぜひ一度試してみることをおすすめする。
【おすすめモデル1】ダンロップ『ロイヤルマックスフライ赤』
ここからは河野さんがおすすめしてくれた『ソフト系ぶっ飛びボール』の最新モデルを紹介していく。1つ目はダンロップの『ロイヤルマックスフライ赤』。ウレタンカバーを採用するなどツアー系ボールに近い構造を取りながら、打感をとことんソフトに仕上げたモデルだ。
「ダンロップの往年の名器ボール『ロイヤルマックスフライ』を彷彿とさせるデザインで、糸巻きバラタのようなソフトな打感に調整されたボールです。ウレタンカバーの上に新開発のコーティング材を組み合わせることで、強烈なアプローチスピンをかけることができます。低スピン強弾道の飛びも魅力的です」(河野さん)
【おすすめモデル2】ダンロップ『ロイヤルマックスフライ黒』
2 つ目は同じくダンロップの『ロイヤルマックスフライ黒』。先にご紹介した『赤』の兄弟モデルに当たり、ほんの少ししっかり感のある打感でスピンコントロールしやすいモデルに設計されている。
「『赤』よりは硬いと言っても、一般的なツアー系ボールよりはかなりソフトな打感に仕上げられています。アイアンのスピンがやや多いなど、フルショット時の操作性が高くなっています。スピンが利いてグリーンに止まる球を打ちたいなど、ツアー系ボールに近い性能を求めるゴルファーにぴったりな『ソフト系ぶっ飛びボール』です」(河野さん)
【おすすめモデル3】ブリヂストン『PRECEPT PR1』
3つ目はブリヂストンの『PRECEPT PR1』。こちらもブリヂストンのボールとして一世を風靡した名器を現代のテクノロジーで復刻した『ソフト系ぶっ飛びボール』だ。
「コアの反発性能がとても高く、効率良くボール初速を出すことができます。それでいてコンプレッションが低めでスピンが抑えられるので、強弾道でネジレの少ないボールで飛ばせます。前作からカバーをさらに改良して、グリーン周りにおけるアプローチスピンの性能を高めていることもポイントです」(河野さん)
【おすすめモデル4】キャロウェイ『E.R.C ソフト』
4つ目はキャロウェイが展開する『E.R.C ソフト』。安定した人気を誇る『ソフト系ぶっ飛びボール』で、今作はコアをAIが設計したことが特徴となっている。
「キャロウェイの強みであるAI設計によって、フルショットでは飛びと方向性を、ショートゲームではアプローチスピンを性能の高さを持たせることに成功しています。打感もモデル名の通り非常にソフトで、同時に弾きの良さを感じることができます。独自の「トリプル・トラック」デザインによって、アライメントの正確性も高まります」(河野さん)
【おすすめモデル5】テーラーメイド『スピードソフト インク』
5つ目に紹介するのはテーラーメイドの『スピードソフト インク』。特徴的なデザインで、コースにおける視認性が高いこともポイントのモデルになっている。
「2ピース構造で、コアを大きく設計することで、ソフトな打感と高い反発力を両立しています。高初速・低スピンの弾道でキャリーを伸ばすことができます。インクのしぶきのような個性的なデザインも特徴的で、コースでの視認性が高いので、ロストしにくくなっています」(河野さん)
話を聞きに行ったのは「Victoria Golf青山店」
クラブ、アパレルを中心に圧倒的な品揃えを誇る大型店舗。専門知識を持ち、接客経験豊富な各カテゴリのスペシャリストに相談しながら、最適なギア選びができる
【所在地】東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル1F
【お問い合わせ】03-5414-1460
【営業時間】11:00〜20:00
撮影/高橋淳司 構成/田辺直喜