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藤田寛之プロ監修ジュニアキャンプの内容とは?

藤田寛之プロ監修ジュニアキャンプの内容とは?

配信日時:2013年7月25日 22時05分

テニストレーニングとゴルフのつながりについて実演しながら説明する藤田寛之
テニストレーニングとゴルフのつながりについて実演しながら説明する藤田寛之 (撮影:ALBA)
 ヤマハ株式会社が主催し、藤田寛之が監修する「ヤマハジュニアキャンプ2013」が昨年に引き続き開催。24日(水)から26日(金)までを「小学生コース」、27日(土)から29日(月)までを「中学生・高校生コース」、さらに30日から31日までの「初心者コース」と3つのコースに分けて行われている。

 それぞれのカリキュラムは藤田の「ゴルフというスポーツ競技を通じて人間としての健全な成長を支援する」という教育理念とプロとしての経験から導き出されたゴルフのノウハウを凝縮したジュニア専用のレッスンプログラムになっている。内容としてはゴルフのレッスンに止まらず、実際に藤田が実践するユニークなトレーニング方法の指導やゴルファーに求められる「マナーやフェアな精神」を学ぶ講座を設けるなど、技術の向上だけでなく、ジュニアゴルファーの「心・技・体」を育てることを目的としている。

 25日(木)には藤田自身もキャンプ地である総合リゾート施設「ヤマハリゾートつま恋」を訪れ、「小学生コース」を受講するジュニアたちに直接指導を行った。

 最初はトレーニングの指導。施設内の屋内テニスコートにてストレッチやバランスボールを使用したトレーニングを行い、軽いジョギングしてまずは体を温めた。続いてテニスボールやラケットを使用するトレーニングに移行。これは藤田自身もオフになると行っているトレーニング方法でテニスボールを投げることで距離感を養ったり、ラケットの面をフェース面に見立てたりすることで感覚的にゴルフの動きを覚えることができる。

 藤田はジュニアたちの目の前でトレーニング方法を実演。さらにジュニアたちがトレーニングを開始すると個別に指導して回ったりと積極的に指導。ゲーム感覚でできるトレーニングはジュニアたちにも好評で、「楽しい」と笑顔で取り組んでいた。藤田は「これらのトレーニングは頭で意識したことを実際に体現できるようにするトレーニングなんです。ラケットはフェースの動きを意識しやすいですし、ボールを投げることはショートゲームの距離感につながります。こういったトレーニングはゴルフに結びつく面が多いんです」とゴルフにおけるテニストレーニングの重要性を語ってくれた。

 テニスコートでのトレーニングが終わると今度はゴルフ練習場に移動しての打球練習。ここではまず藤田がデモンストレーションとして実際にボールを打ち、ツアーの第一線で戦う“プロの球”をジュニアたちの間近で披露。アイアンやドライバーでのフルスイングを見せると、ジュニアたちからは歓声が上がり、間近で見るプロの球に感動している様子だった。

 その後はジュニアゴルファー1人1人にワンポイントレッスン。前日から指導に当たるコーチの書いたカルテを見てから、実際にそれぞれのジュニアたちのスイングを見て上達のためポイントを指導していった。時には理論的な説明、時には身振り手振りを交えた指導と熱心な指導を行い、ジュニアたちも実際に感触や球筋が変わることを実感して驚きの表情を見せていた。

 今回のキャンプは将来的な通年型のスクールを開校したいと考えている藤田にとってはその第一歩となるもの。プログラムもスクールを想定して考えられているという。またレッスンしていく上でどのようなアプローチがより良いのか、このキャンプ中もコーチ陣を交えた数時間に及ぶミーティングを繰り返して質の向上に努めている。「やることは多いし、課題も多いです。でも2年目になってかなりクォリティは高くなっていると思う」と藤田自身も今年のキャンプに確かな手応えを感じているようだった。

ヤマハジュニアゴルフキャンプに関するお問い合わせは0120-808-562まで。

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