米国女子ツアーのメジャー初戦。1972年に歌手のダイナ・ショアの企画により、コルゲート社とのタイアップ大会、「コルゲート・ダイナ・ショア大会」として発足した。83年にメジャーに昇格。2015年よりスポンサーが日系航空会社のANAとなり、名前も「ANAインスピレーション」となった。舞台はミッション・ヒルズCCで開催、毎年同一コースで行われるメジャーのため、女性版「マスターズ」とも言われている。優勝者は18番の池に飛び込むのが恒例となっている。昨年大会は、トータル14アンダーでトップにならんだユ・ソヨン（韓国）とレクシー・トンプソン（米国）とのプレーオフに。これを制したソヨンが2011年「全米女子オープン」以来となるメジャー2勝目を勝ち取った。また、プレーオフを戦ったトンプソンといえば、トータル13アンダーで最終日をスタートさせたが、視聴者からの指摘で第3ラウンドについてのペナルティが発覚。4罰打を付加されるハプニングがあり、なんとかプレーオフまで持ち込んだものの、大会2度目の制覇は果たせなかった。