<ベイカレントクラシック 事前情報◇7日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>
中島啓太のドライバーを覗いてみると、クレヨングレーのシャフトが挿さっている。これまでグラファイトデザインの『FI』を使用してきたが、同社の『EK』がローンチされたタイミングで変更した。
『FI』といえば、松山英樹も使用するシャフト。長年、同社の『DI』をエースシャフトとしてきた松山がチェンジしたことでも話題になったモデルだ。
中島も『FI』を愛用してきた一人で、昨年の同大会でもグリーンのシャフトが輝いていた。『FI』は『DI』の特性を継承しながら先端剛性を高め、より弾道が高くなりやすいのが特徴。いわゆる“左が怖くない”シャフトだ。
一方の『EK』は、スピード感と適度なつかまりを追求したモデル。手元側は“しっかり”している一方で、中間から先端にかけてしなやかに戻る味付けになっている。
毛色の異なる2機種だが、中島は『EK』をテストしてすぐに投入を決めた。その理由を聞くと、意外にも「左のミスが好きなので。捕まるのを逃がした方がいいです」と明かす。
そもそも中島がドライバーに求めているのは“つかまり”。フェースが開いて見えるものはもってのほかで、「左を向いてロフトが見える」アングルが好みと以前から話していたほどだ。
グラファイトデザインのツアー担当者も「中島選手は右に滑るのが嫌い。スピンも入ってくれるので気に入っているみたいです」と話しており、この捕まりのいいシャフトはドンピシャという訳。さらに「球は低く収まってくれるけどスピンが入ってくれる」のもうれしい点だと中島は話す。
ちなみにフェアウェイウッドは同社の『XC』と変わらず。国内男子、女子ツアーでもじわりと増えている『EK』ユーザーだが、米ツアーを主戦場にする中島も太鼓判を押した。(文・齊藤啓介)
