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松山英樹は4パットで一時後退も終盤にショット復調 最終日は25ホールの長丁場へ

第2ラウンドの残りと第3ラウンドの途中まで、最高気温9度で冷たい雨が降り続ける過酷な条件のなかで、大きく崩れることなく一日を乗り切った松山。最終日は天候が回復する予報で、一日25ホールの長丁場となる。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年4月9日 07時28分

<マスターズ 3日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
 
松山英樹はこの日、第2ラウンドの9番ホールのグリーンからプレーを始めた。前日にチップインしてもおかしくないほどの正確なアプローチをみせたあと、中断のホーンが鳴り、そのまま順延。一夜明けてタップインパーでプレーを再開した。前日までは気温が高く半袖だったが、冷たい雨が降り、レインウェアでのプレーとなった。

初日に289ヤード飛ばしていた打ち上げの18番ティショットは、気温が9度までしか上がらない寒さと、降り続ける雨の影響でランが出ないため233ヤードしか飛ばず。ピンまで211ヤードが残った。フェアウェイウッドを振り抜いたセカンドショットでグリーン手前に運び、3打目を1.5メートルに寄せるも、パーパットはカップに嫌われボギー。トータル3アンダー・16位タイで決勝ラウンドに進出した。

松山の第3ラウンド開始はホールアウトからわずか50分後。1番ではティショットを右に曲げて、セカンドは左手前のバンカーへ。左足下がりからピンが近いバンカーショットは寄せきれず、第2ラウンド18番から連続ボギーとした。続く2番パー5で挽回したいところだったが、ティショットをまたしても右に曲げる。3オンして約10メートルのバーディパットから、なんと4パットを喫してダブルボギー。3ホールで4つ落とし、トータルイーブンパーまで後退した。

そこからショットに苦しみながらも、持ち前のアプローチ技術で7番までパーを拾い続けた。予選ラウンドでもっとも難しいホールとなった5番パー5では、残り2メートルのパーパットが、カップでクルッと一回転して入る場面もあった。

息を吹き返したのは8番パー5。残り91ヤード地点から放った3打目をバックスピンで右から戻して1.5メートルに寄せると、実に10ホールぶりのバーディ。折り返した10番パー4では、フェアウェイウッドでのティショットを完璧にフェアウェイに運び、残り183ヤードのセカンドは「GO!」といい感じで球を見送りながら、ピン手前3メートルにつけるナイスショット。これを沈めてトータル2アンダーまで戻した。

11番をパーで終え、12番のティショットをピン右2メートルにナイスオンさせた時点でプレー続行は難しく、翌日順延が決定した。最終日は現地時間の午前8時30分に12番からプレーを再開する。過酷な条件のなかで、大きく崩れることなく一日を乗り切った松山。最終日は天候が回復する予報で、一日25ホールの長丁場となる。トータル2アンダー・17位タイから得意のショットで上位進出を目指す。

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