<ベイカレントクラシック 3日目◇10日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>
松山英樹は30位から出た3日目、1イーグル・5バーディ・5ボギーの「69」でラウンド。首位と8打差のトータル5アンダー・29位タイで最終日へ進む。
この日のゴルフを「素晴らしいゴルフと、最低なゴルフ」と表現した。“素晴らしい”と振り返ったのは、「30」をマークした前半9ホールだ。
3番では、約5メートルのバーディパットを沈めた。カップに入ることを確信し、カップに届く前から歩き出していた。続く4番パー5では、263ヤードの2打目を右奥に切られたピンの左1メートルにつけ、イーグルを奪取した。
5番では、つま先上がりで左足下がりのフェアウェイから134ヤードの2打目を1.5メートルにつけてバーディ。さらに6番パー5では、2打目を約4メートルにつけ、イーグルこそ逃したもののバーディ。7番でも約5メートルのパットを沈め、前半だけで6つスコアを伸ばした。
一方、“最低なゴルフ”と苦笑いを見せたのが後半の9ホール。11番では2打目をグリーン右手前の池に入れ、そこから56ヤードの4打目をピンハイにつけたもののボギー。14番パー4ではティショットを右の林に打ち込み、2打目はフェアウェイに出すだけ。3打目を約5メートルにつけたが、2パットでボギーとした。16番パー3では2打目を1.5メートルにつけたものの、ボールはカップの右を通過した。
最終18番はティショットを左ラフに入れ、2打目でグリーン手前のフェアウェイまで運んだ。「(そこまでが)悪い流れだったので、1ついいプレーができたらと思っていた」と、3打目はピンをデッドに狙った。入りそうなショットに大歓声が上がったが、バックスピンでボールは2メートル戻り、2パットのボギー。首をかしげ、悔しさをにじませながらホールアウトした。
この日は風の動きが目立っていた。アドレスに入ってから何度か仕切り直す場面も。7番のティショットでは、打つ前にアドレスを解き、早藤キャディを2度呼んで確認し合う姿も見られた。
「午前中のほうが風は強かったんですけど、(風の)方向が一定だったのでやりやすかった。後半になって(風の方向が)バラバラになってしまったので、『どうしたらいいのかな』と思いながらやっていましたけど…」と振り返る。フェアウェイキープ率は60%(9/15)、パーオン率は61.11%(11/18)と低調に終わる。
それでも、ゴルフの状態については「めちゃくちゃ悪い感じではなくて、ちょっとしたことだと思う」とそこまで悪くない。「ちょっとした変化を起こさないように、あしたはできればと思います」と、最終日に向けた心構えを明かした。
これまでの2日間も多くのギャラリーを引き連れてプレーしていたが、土曜日のこの日は、さらに大勢の観客が松山のプレーを見守った。最終日も多くのギャラリーが見込まれるなか、「バーディをたくさん取ります」と意気込んだ。最終日も熱狂と拍手で会場を沸かせる。(文・高木彩音)
