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米男子ツアーが“スロープレー撲滅”へ本腰 今週から距離計の使用テストを開始!

米国男子ツアーは今週17日開幕のシグネチャー・イベント「RBCヘリテージ」から4週間、裏大会を含めて6試合で距離測定器(距離計)の使用テストを開始する。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2025年4月17日 12時00分

米国男子ツアーは今週17日開幕のシグネチャー・イベント「RBCヘリテージ」から4週間、裏大会を含めて6試合で距離測定器(距離計)の使用テストを開始する。

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これはスロープレー撲滅に向けたプログラムのひとつ。今季から『スピード・オブ・プレー・ワーキンググループ』として、サム・バーンズ、アダム・シェンク(ともに米国)、ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)が提唱し、4週間のテスト期間が設けられた。

この期間は選手のプレー時間を細かく測定し、選手、及びキャディの距離計使用がプレーの速度アップにつながるかデータを収集。また選手、キャディからヒアリングも行われる。

米男子ツアーでは下部のコーンフェリー・ツアーでも同様のテストを2017年に実施したが、大きな効果が得られず使用解禁が見送られていた。しかし、PGAツアー・ルールコミッティのゲイリー・ヤング氏は、「出場人数も大きな要因。この4週間は異なる人数でのテストを実施する」と、再チャレンジを決めたポイントを明かす。コーンフェリー・ツアーも今週から3大会でテストが実施される。

使用可能な距離計は距離のみを測るもので、高低差やホールマップなどが含まれたものは使用禁止。バーンズらのワーキンググループは、タイムを計られ最初のオーバータイムとなった場合、選手に“一罰打”を科すようポリシーの改訂を提唱しており、これも今週のコーンフェリー・ツアーから開始される。

なお「全米プロ選手権」を主催するPGA・オブ・アメリカではすでに距離計の使用は許可されている。(文・武川玲子=米国在住)

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