PGAツアー
米国男子
ソニー・オープン・イン・ハワイ
「ああ、良かった」予選通過濃厚でホッ 久常涼の“しんどい”20ホール
久常涼はトータル3アンダーでホールアウト。予選通過はほぼ確実なものとした。
配信日時:配信日時: 2024年1月13日 03時00分
Round 2 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -9 | アン・ビョンハン |
1 | -9 | オースティン・エックロート |
1 | -9 | ヤン・イェチュン |
4 | -8 | スチュワート・シンク |
4 | -8 | クリス・カーク |
4 | -8 | スティーブン・イェーガー |
4 | -8 | グレイソン・マレー |
4 | -8 | キャメロン・デービス |
4 | -8 | キース・ミッチェル |
4 | -8 | マチュー・パボン |
<ソニー・オープン・イン・ハワイ 2日目◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
「ああ、良かった」。トータル3アンダーでホールアウトした久常涼は、そう言って息を吐いた。未消化だった初日の2ホールと合わせて、計20ホールで3バーディ・1ボギー。現時点でカットラインを1打上回っており、予選通過は濃厚だ。
初日は日没サスペンデッドとなり、後半の8番からプレーを再開。バーディを狙っていた9番パー5でのパーは想定外だったが、第2ラウンドでは2番でバーディを奪うと、その後は堅実にパーを重ねた。
しかし、9番パー5でトラブル。ティショットが大きく左に曲がってOBとなり、このチャンスホールでまさかのボギーを喫した。「ボギーになるとは思わなかったので、びっくりしました。このツアーではちょっとのミスですぐ落ちてしまう」。それでも、折り返し直後の10番でバーディを奪ってバウンスバック。容易に引きずり落とされることはなかった。
最終18番では2.5メートルのしびれるバーディパットを沈めた。予選通過へ大きな一打となったが、「あまり意識はしてなかったんです。外れようが、入ろうが。後々、『大事なパットだったな』とは思いましたけど。しっかり打てて良かったです」と強心臓ぶりを発揮。昨年はフランスで欧州ツアー初優勝を挙げて、日本勢史上初の新人王にも輝いた。勝負所での集中力は折り紙付きだ。
「しんどかったけど、カツカツのラインで耐えられたのは、自分にとって大きかった。あすはしっかり攻めて、ひとつでも上を見て頑張ります」。今年からツアーに本格参戦する21歳は、米ツアーが注目する若手のひとり。決勝で大爆発し、その評価をさらに押し上げたい。
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