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米ツアーメンバーとのラウンドで気づいた“課題” 石川遼が見つめる現在地「まだまだだな」

米国再進出を目指す石川遼。米ツアーメンバーとのプレーで課題も見つかった。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年10月9日 16時52分

<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 初日◇9日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>

体調不良により前日のプロアマ戦を欠場した石川遼。コンディションが心配されるなか、初日は3オーバーの「74」でラウンドを終えた。

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水曜日に発熱があったものの、現在は平熱に戻り試合には出場できた。しかし「スイングの状態が良くなかった」と肩を落とす。右ドッグレッグの14番ではトリプルボギー。序盤はドローボールがつかまり気味だったため、フェードを打ちにいったところ、大きく右に曲がってOBとなる場面もあった。

さらに朝から吹いた強風の影響もあり、距離感を合わせにいったショットが「ミスショットに繋がった」と唇をかむ。パーオン率は61.11%(11/18)だったが、「チャンスは1回くらい」と語るように、ほとんどバーディチャンスにはつけられなかった。59位発進と苦しいスタートになったが、「残り54ホールある。状態を上げつつ、ゆっくりやっていきたい」と焦らず立て直しを図る構えだ。

また昨年に続き、米国男子ツアーの2次予選会(全5会場/12月2日~5日)にエントリー。上位15名ほどが最終予選会に進出し、そこで上位5人に入れば米ツアーの出場権が得られる。

2013年に米ツアーへ本格参戦し、18年に国内へ復帰。そこから再び米国を目指してきた石川にとって、米ツアーメンバーとのラウンドは大きな刺激になる。予選で同組となったジョエル・ダーメン(米国)については、「ショットメーカーで上手いイメージがずっとあった。一緒に回ったことはあるけど、きょうもその印象は変わらなかった。こんなにティショットがうまい選手がいるんだなと改めて思った」と語った。

かつてしのぎを削った選手たちとのプレー。当時と変わらぬショットの切れ味に脱帽しつつ、自身の現状を見つめる。「自分は調子がいくら良くても、それが2日も続かない時がほとんど。ダーメンはミスをしない。(自分は)まだまだだな」と課題を口にした。

「自分の“通常運転”がどの位置にいるか」。調子の良し悪しにかかわらず、常に高いレベルでのプレーを求める石川。残り3日間、刺激的な海外勢とのプレーで、さらなる課題と収穫を見つけ出す。(文・齊藤啓介)

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