<全英オープン 3日目◇18日◇ロイヤル・バークデールゴルフクラブ(イングランド)◇7223ヤード・パー70>
トータル1オーバーで終えた2日目。比嘉一貴は、ここから“ソワソワ”する時間を過ごすことになった。まだカットラインが上下する可能性もある時間。そのボーダーライン上に立たされていたからだ。
「最後まで分からないので…。内心では大丈夫だろうとは思ったんですけど、気にしながら、寝付けることもなく。長い時間を過ごしました」
ラウンド後に応じたU-NEXTのインタビューでは、そんな本音もこぼれる。前日には、「やることはやったし、これで落ちたなら仕方ない」と、自分に言い聞かせるような言葉も。2022、23年に続き3年ぶりに出場した全英で、初めてとなる予選通過がかかっていたというのも、その緊張感を助長した。
“長い夜”も明け、無事、週末のコースでプレーすることができた。その一日の展開は12番までパーを並べることに。そうこうしているうちに13番でボギー、14番でダブルボギーを叩くことになり、それでも17番で1つ取り戻した。
「前半からチャンスにつくことが多かったけど、あと一筋が…。フィーリングはいいけど、なかなかバーディにつながらず、後半、ボギー、ダブルボギーにした。(天候が)穏やかで、グリーンがキレイななか、こういう結果になったのはすごく残念な気持ち」
2つ落とし、トータル3オーバーの71位となり、苦い表情も浮かべる。ただ「調子、手応えも悪くないしショットも自信を持って打てているから、落ち込むことはない」という気持ちは、最終日につながる。
22年には日本の賞金王となり、昨年は日本勢で初めてアジアンツアーの年間王者にも輝いた。ラウンド後には、そのアジアンツアーの取材を受けるシーンも見られた。足取りは着実に世界へと進んでいる。
「パッティング次第でトータルアンダーパーを目指せるところにいると思う。それが実現できるよう頑張りたい」
今夜はリーダーボードを細かくチェックする必要はない。一つでも上の順位へ。最終日のプレーを頭に描きながら、ぐっすりと眠りたい。
