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1WはLSの系譜から“コア”をチョイス 今年日本初戦、中島啓太のセッティング

「ベイカレントクラシック Presented by LEXUS」に出場する中島啓太。今季初となる日本での戦いはどんなセッティングで挑む?

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年10月8日 18時40分

<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 事前情報◇8日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>

DPワールド(欧州)ツアーを主戦場とする中島啓太。世界を転戦する中島は、どのようなセッティングで米ツアー日本大会を迎えるのか。

【写真】ドライバーに変化あり これが中島啓太のセッティングだ!

“オールテーラーメイド”のセッティングに変わりはないが、ドライバーは『Qi35』をチョイスした。同モデルのLSや、以前は『ステルス2 PLUS』を長らく使用するなど、ロースピンモデルをバッグに入れてきた。

今回バッグに入るドライバーは、“コア”と呼ばれるいわゆるスタンダードモデルに位置付けられる。中島がドライバーに求めることは“捕まり”。フェースが開いて見えるものはもってのほかで、「左を向いてロフトが見える」アングルが好み。コアは、「ボッてとしておらず、違和感なく使える」とヘッドの見え方も好みに合い、スタメン入りとなった。

さらにシャフトは、9月の「BMW PGA選手権」から変更し、グラファイトデザインの新作『ツアーAD FI 6X』を使用している。レップから手渡されたドライバーに同シャフトが入っており、それを打ったら「振りやすかった」と好感触。「チップカットするくらいの調整だった」と即決した。

3番ウッドも同モデルのハイローンチとなる16.5°を使用。ユーティリティは『Qi35 MAX』で寛容性の高いモデルを採用している。捕まりヘッドが好みの中島にとって、ウッド類のチョイスは一貫しているように見受けられる。

アイアンは長らく4番から9番まで『P7MC』を使用し、ウェッジは最新モデルとなる『ミルドグラインド5』をバッグインしたが、46、52、56、60°の4本体制は変わらない。

中島は2023年の日本ツアー「横浜ミナト Championship」で優勝しており、横浜CCとは好相性。当時と比べて「グリーンもかなり仕上がっている。小さい面に対して、長い番手でどれだけ高い精度を保てるか、どこに外すか。そういった能力を試されると思います」と、PGA仕様になったセッティングを実感している。

「地元(埼玉県)の友人もたくさん来ますし、みんなの前でプレーできる唯一の大会なので、楽しんでプレーして上位を目指します」。海外で揉まれてきたその実力を、日本のファンの前で披露したい。(文・齊藤啓介)

【中島啓太のクラブセッティング】
1W:Qi35(10.5°ツアーAD FI-6X)
3W:Qi35 フェアウェイウッド(16.5°/ツアーAD XC-7TX)
3U:Qi35 MAX(20°ツアーAD VF HB 105-X)
4~9I:P7MC(NS PRO MODUS プロトタイプ)
46,52,56,60°:ミルドグラインド5(DG EX ツアーイシュー)
PT:スパイダー TOURX

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