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久常涼が米ツアー最高位の3位で来季シードほぼ確実「最低限の目標はかなった」

大会を中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めたレックス倉本氏が振り返る。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年8月12日 17時00分

<ウィンダム選手権 4日目◇11日◇セッジフィールドCC(米ノースカロライナ州)◇7131ヤード・パー70>

熱帯低気圧「デビー」による暴風雨の影響で順延が続いていた今季のレギュラーツアー最終戦最終日は、第2ラウンドの残り、そして第3ラウンドと最終ラウンドが行われ、トータル18アンダーでホールアウトしたアーロン・ライ(イングランド)が米ツアー初優勝を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めたレックス倉本氏が大会を振り返る。

個性派! 久常涼のドライバースイングを連続写真で分析



悪天候の影響で不規則な進行となったこの試合の優勝争いは、同じ29歳でツアー未勝利のライとマックス・グレイザーマン(米国)の二人に絞られた。バックナインの13番でイーグルを奪取したグレイザーマンは初優勝のプレッシャーがのしかかったか、続く14番パー4でクアドラプルボギーの『8』。16番でダブルボギーを喫し、トータル16アンダーで初Vを逃した。

一方、最終ラウンドをボギーフリーで回り、最終18番で1.5メートルのバーディパットを捻じ込んだライが2打差で勝利した。

解説を務めたレックス倉本氏は、「グレイザーマンはPGAツアー初優勝というのが目の前にきて、勝って当然という立場になったときに、それを守りきる難しさがあったと思う」と話した。

日本の久常涼は最終ラウンドを6バーディ・3ボギーの「67」で回り、トータル15アンダー。J.J.スポーン(米国)と並ぶ3位タイと、自身の米ツアー最高位を確定し4日間の競技を終えた。最終18番でバーディを奪うと、トップに並ぶ状況だったが、ボギーに終わり初優勝を逃した形だ。

「調子が良かったので、最後のボギーがすごく悔やまれる。もっともっと練習して頑張っていきたいと思います」と唇を噛んだ。

今大会終了時点のフェデックスカップランキング70位までの選手が、15日開幕の「フェデックス・セントジュード招待」から始まる3試合のプレーオフシリーズに出場。大会前までランキング107位につけていた久常は、ボーダーライン突破条件が『優勝』だったためそれには及ばず、84位に。それでも上位125位までに付与される来季シード権獲得はほぼ確実となった。

「かなり大変だったんですけど、ギリギリでシード権は獲得することができたので、最低限の目標はかなったかなと思います」。今後は9月に開幕する「フェデックスカップフォール」やシード権を持つDPワールド(欧州)ツアーに出場する予定となっている。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。週末2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。

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