そして、日本のファンへの敬意を示したのは松山だけではない。海外から参戦した選手たちも、ギャラリーの熱気や温かさに触れ、その魅力を口にした。今大会で優勝した24歳のマイケル・ブレナン(米国)は、初めて訪れた日本の印象をこう語った。
「ギャラリーは最高で、とても温かく応援してくれた。初めての日本だけど、とても歓迎されていると感じている。ギャラリーのゴルフへの理解度が非常に高く、良いショットを打つと拍手してくれる。グリーンが見えないところからショットを打った時でも、拍手の大きさでどれだけ良いショットだったかが分かった。いつもそうとは限らないけど、そうなったときに反応してくれるのはうれしいことだ」
優勝争いを演じたアダム・スコット(オーストラリア)も、日本のファンへの思いを口にしていた。「何年も日本でプレーしているが、一番印象的なのは熱意を持ったファンのみんな。感謝しているし、毎回とても楽しみ。日本の文化に触れることも満喫している。普段のツアーとは少し違う部分もあるので、この1週間が楽しみ」。
日本の文化を満喫していたのは、スピースも同じだ。開催前の日曜日に来日し、火曜日には「すでに2キロくらい太ってしまった。食べるのを止められない」と笑う。「ゴルフ場の外でもみなさん優しいし、食事も美味しいし、とてもキレイ」と敬意を口にする。米ツアー通算6勝のマックス・ホーマ(米国)も、「(日本は)本当に素晴らしい。妻も話していたが、コースを歩いているだけでもそれを感じる。これだけ多くのファンが会場に足を運んでくれ、まるでメジャー大会のような雰囲気で、最高だ」と驚きを表現した。
選手たちの言葉から浮かび上がるのは、単に観客が多いということだけではない。ゴルフを深く理解し、良いプレーには惜しみない拍手を送り、選手を温かく迎える。そうした日本のファンの姿勢が、海外選手たちにも確かに伝わっていた。
