<マスターズ 事前情報◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(ジョージア州)◇7565ヤード・パー72>
マスターズウィークの火曜日、限られた者だけが参加できる特別な夜がある。歴代優勝者とクラブ会長のみが出席を許される「チャンピオンズディナー」だ。クラブハウス2階にある大広間、通称・ライブラリーに松山英樹ら歴代覇者が集い、豪華ディナーに舌鼓を打った。
その年の主役となるのは前年覇者。2026年はローリー・マキロイ(北アイルランド)がホストを務め、メニューの選定からワインのセレクト、そして費用の負担までを担った。
「もっとアイルランド色を強くしなかったのか、と聞かれるけど、自分も楽しみたいからね」。会見ではそんな軽妙なジョークも飛ばしたが、今回のメニューにはマキロイ自身の“ルーツ”と“記憶”が色濃く反映されたようだ。
前菜には、幼少期に母がよく作ってくれたというベーコン巻きのデーツを用意。ジョージア州名産の桃を使ったフラットブレッドや、昨年の勝利前に好んでいたエルク(ヘラジカ)肉のスライダーも並んだ。
ファーストコースのキハダマグロのカルパッチョは、ニューヨークの名店で必ず注文するというお気に入りの一品。メーンは和牛フィレミニョンかサーモンのソテー。付け合わせには、子どもの頃に「ボウルいっぱい食べていた」というアイルランドの家庭料理“チャンプ”が並ぶ。デザートは、イギリスの伝統的スイーツ“スティッキー・トフィー・プディング”をチョイスした。
さらに、ワインへのこだわりも際立った。ここ10年ほどで収集を始めたというマキロイは、ソムリエとともに高級銘柄を厳選。優勝の夜に味わった赤ワインや、生まれ年のデザートワインなど、思い出とリンクするラインナップがそろった。
約30人の歴代王者が集う特別な夜。マキロイのこだわりが詰まったディナーとなった。
ローリー・マキロイのチャンピオンズディナーメニュー
■前菜
ヤギのチーズとデーツのベーコン巻き
エルク(鹿肉)のグリルスライダーズ(ミニハンバーガー)
ロックシュリンプの天ぷら スパイシークリームソース添え
桃とリコッタチーズのフラットブレッド バルサミコと温かいハチミツ添え
■ファースト
キハダマグロのカルパッチョ
■メイン
和牛フィレミニョン または サーモンのあぶり焼き
伝統的なアイルランド風マッシュポテト添え
■デザート
スティッキー・トフィー・プディング(バニラアイスクリームと温かいトフィーソース添え)
