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松山英樹、大逆転の可能性は? 石川遼がABEMA解説で見たラフからの“スゴ技”

松山英樹、大逆転の可能性は? 石川遼がABEMA解説で見たラフからの“スゴ技”

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年6月19日 19時57分

世界一過酷な大会といわれる「全米オープン」の最終ラウンドがまもなく始まる。現時点でアンダーパーは9人という厳しい戦い。日々上位陣が入れ替わる展開のなか、首位と6打差から運命の最終日をスタートさせる松山英樹にもチャンスはあるのか。ABEMAの生配信で大会3日目の解説を務めた石川遼に、松山のスゴさと可能性について聞いてみた。

松山英樹のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】

3日目のプレーを見た石川は、「ドライバーで思ったようなパフォーマンスが出ていないのかもしれません」と松山のティショットを見て感じたという。実際に3日目のフェアウェイキープ率は約43%。決して高い数字ではなく、難セッティングのなかで苦労もあったようだ。

そんな状態ではあるものの、そこはやはり松山。「いいときに比べれば安定していないのかもしれませんが、誰にも分からない微調整をするのが松山選手です。ほんのちょっとしたところがかみ合うようになれば、すぐに変わってくると思います」と、トップ選手にしか分からないレベルの修正を行ってくるとした。

3日間を通してのフェアウェイキープ率も50%にとどまっている。当然、グリーンを狙うショットをラフから打つ回数も増える。ところが、だ。「ラフからの精度がすごいんです。方向性、距離感の出し方がトップクラスなんです。フェアウェイだとなおさら。誰にもひけを取らない。上位にいる選手よりもうまいですし、“寄らない”比率が低い。そう考えると、たとえフェアウェイにいかなくても、期待はできるのではないかと思います」と、まだまだチャンスはあると見ている。

パーオン率は第3ラウンドまで約69%で、全体の5位。石川の言う精度がいかんなく発揮されているのは間違いない。では、あともう一つ、上昇するためのカギは何か。「あとはミドル、ロングパット。松山選手は、結果的に入るか入らないかというところで常にパッティングをしていて、波がありません。いいタッチ、いいパッティングをし続けて、きょう入らなかったものがあと3回入ってくれれば、アンダーパー、優勝も見えてくると思います」。グリーン上での成否がやはりキーポイントになりそうだ。

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