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石川遼の励みになる下部ツアーからのサクセスストーリー【舩越園子コラム】

石川遼の励みになる下部ツアーからのサクセスストーリー【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年10月4日 12時00分

米ツアーの新シーズン第2戦、サンダーソンファームズ選手権は、25歳の新鋭サム・バーンズが勝利し、通算2勝目を達成した。

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ライダーカップ翌週の大会とあって、世界ランキング上位選手たちの姿はなく、今大会出場選手の中で世界ランキング最高位は25位のバーンズだった。そのランク付け通り、バーンズがチャンピオンに輝いたのだが、彼を勝利へ導いたものは、ランキングというよりは、彼が積み上げてきた経験だった。

上位7人が初優勝をかけて挑んだ最終日は出だしから大混戦になった。優勝争いに絡んでいた選手たちの大半は、下部ツアーのコーンフェリー・ツアー出身で、プロとして試合に臨む経験そのものは決して少なくない。

しかし、高額賞金やシード権がかかり、大観衆やテレビ視聴者など大勢の視線を感じる米ツアーで、初優勝を挙げるためのハードルは高く、最終組のキャメロン・トリンガルとルーキーのサヒス・ティーガラはスコアリングに苦しみながら後退していった。

プレッシャーに揺れる上位陣に付け入る隙ができれば、優勝経験のある選手たちが間隙を縫って追撃をかける。通算5勝のニック・ワトニーがスコアを7つ伸ばす快進撃で首位フィニッシュすると、そのワトニーに追いつき追い越したのが、バーンズだった。

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