PGAツアー
米国男子
WGC-メキシコ選手権
日程 2020年2月20日-2月23日賞金総額 $10,500,000
TV/ネット放送予定悪名高き選手の「あっぱれ」な勝利【舩越園子コラム】
悪名高き選手の「あっぱれ」な勝利【舩越園子コラム】
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2020年2月24日 06時00分
今大会の3日目を終えたとき「ショットがいい。アイアンでピンをアタックできる。でも一晩寝たら今日のいいことも悪いこともすべて忘れて明日に挑む。前進あるのみ。どんなことにも僕は惑わされない」と語ったリードの表情から強い意志が伝わってきた。
その強い気持ちを72ホール目を終えるまで最も見事に抱き続け、勝利したリードの姿勢は、グレーな噂や出来事はさておき、あまりにも見事だった。
一時は単独首位に立ちながら、上がり2ホールでミスをおかし、2位に甘んじたデシャンボーは、冷たい視線を浴びながら戦い抜いたリードを「ともに戦う同士」と讃え、「リードはグレート・プレーヤーだ。リスペクトに値する」と絶賛した。
誰が何をしたかを周囲が取り沙汰している間に、当の「渦中の人」は自分がやるべきことを周囲の誰よりも見事にやり遂げ、栄冠をつかんだ。それがデシャンボーとリードによる優勝争いであり、リードの通算8勝目が世界に示したものだった。
そうなるべくしてなった必然。なんとも、あっぱれな勝利だった。
文 舩越園子(ゴルフジャーナリスト)
その強い気持ちを72ホール目を終えるまで最も見事に抱き続け、勝利したリードの姿勢は、グレーな噂や出来事はさておき、あまりにも見事だった。
一時は単独首位に立ちながら、上がり2ホールでミスをおかし、2位に甘んじたデシャンボーは、冷たい視線を浴びながら戦い抜いたリードを「ともに戦う同士」と讃え、「リードはグレート・プレーヤーだ。リスペクトに値する」と絶賛した。
誰が何をしたかを周囲が取り沙汰している間に、当の「渦中の人」は自分がやるべきことを周囲の誰よりも見事にやり遂げ、栄冠をつかんだ。それがデシャンボーとリードによる優勝争いであり、リードの通算8勝目が世界に示したものだった。
そうなるべくしてなった必然。なんとも、あっぱれな勝利だった。
文 舩越園子(ゴルフジャーナリスト)