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米予選会と両にらみも? 伊藤真利奈「まだ迷い中です」【ネクヒロ→プロテスト合格への道】

マイナビ ネクストヒロインツアーからプロテスト合格を目指す“ヒロイン候補生”を紹介する。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年7月18日 14時30分

将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーに、賞金のかかった真剣勝負の機会を提供してここから大きく羽ばたいてほしい―。そんな思いで始まったツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」で腕を磨く“ネクストヒロイン”が、2024年度JLPGAプロテストに挑戦している。第1次予選・A地区に出場している伊藤真利奈に注目する。

23年度トップ合格の“みぱ”【写真】

北海道出身でロシア人の母を持つハーフ。12歳でゴルフを始めた黄金世代で、コーチは現役シニアプロとして活躍中のデービッド・スメイル(ニュージーランド)だ。昨年は米ツアー出場権をかけた予選会(Qスクール)に出場してファーストステージを勝ち抜いたが、2次で敗退。それでも下部エプソン・ツアーの限定的な出場権を獲得し、6月は2試合に出場した。

今年もQスクールの受験を視野に入れているが、あくまでも日本ツアーが第一。プロテストに合格することを目標に掲げる。「アメリカは考え中。(下部で)いい成績を残してステージ2から受けることを狙っているけれど、ダメだったらどうしようかな…という感じ。去年はスケジュールが大変だったので、まだ迷い中です」。まずは合格率3%とも言われる目の前の登竜門に挑む。

それでも、“もしも”の場合は想定している。「来年のことを考えると、もし(プロテストが)ダメだったら1年間が空いてしまう」。すでに出場権を得ているニュージーランドツアー、そして欧州女子ツアーの挑戦も見据えている。

初夏は「ショットはあまり悪くないので、あとはパッティング次第ですね」と調子はまずまず。エプソンツアーで得た試合勘や手ごたえを、しびれるプロテストの場面で生かしたい。

ちなみに、今年から株式会社永谷園ホールディングスとスポンサー契約を結び、帽子のツバにお茶漬けのロゴを掲載して戦っている。「目立ちますよね。みんなに言ってもらえます。のりが一番好きです」。心強い援軍とともに、日米の出場権をつかみにかかる。

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